面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「平林」in落語Kタイム by紫亭京太郎

2007年03月05日 | よもやま
3月5日(月)22時 (翌6日(火)10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

毎週月曜日放送の落語ネット番組。
今回は「平林」。

またまた名前にまつわる噺ではありますが、今回のテーマは“文盲”。
(テーマちゅうほど大げさなもんやおまへんのですが)
昔は「無筆」と言いましたが、識字率がまだまだ低かった時代。
旦那から手紙を言付かってお使いに出たものの行き先を忘れ、預かった手紙の宛名が読めないので道すがら人に尋ねるも、まともに読んでもらえずに巻き起こる騒動。

これもあまりメディアに流れることのない噺ではございますが、いつものように「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へとお進みいただければ幸いです。
大阪在住の皆さんには、ぜひ天満繁昌亭へ足をお運びいただき、プロの「平林」をご覧いただければ結構かと存じます。

まずはごゆるりと、お付き合いくださいますよう。。

アクセスはこちらまで

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。


霊能者とテレビと霊感商法

2007年03月05日 | ニュースから
超能力や心霊現象のテレビ番組、行き過ぎ是正を要望(朝日新聞) - goo ニュース


このての記事を読むにつけ、いまだテレビ番組の内容をそのまま信じ込んでいる人が多いことに驚く。
やはり、詐欺やメディアに対する知識・認識の低い高齢者がメインか、と思ったりもするのだが、霊感商法の被害との関連を目にして、あながちそうでもないのかも、と考えた。

相変らず霊感商法の被害者は後を絶たないようで、被害総額28億円とはスゴイ!
やはり新興宗教は儲かることよ(感嘆)
また、主に統一教会の被害が多いというのも相変らずなことで、これも驚く。
学生時代、「原理研」と呼ばれ、東洋思想研究会とかなんとか、あちこちの大学にサークルを作って信者を集めていたが、いまでもその勢力は衰えていないようだ。

自分の主義。
新興宗教は入るものではない。作るものである。
自分で興して一山当てる対象とするがよろしかろう。
それくらいの気構えでいた方が、ヘンな宗教に騙されずに済む。

当ブログへお越しの皆さんも、くれぐれもお気をつけて…

「幸せのちから」

2007年03月05日 | 映画
主人公のクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、実在の実業家で、いわゆる“勝ち組”と分類される人物。
そんな彼も、一時は住む家を失い、息子(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)と共にホームレス生活をするほどの極貧にあえいでいた。
本作は、そんなクリス・ガードナーの足跡を基に描かれた実話である。
しかし、単に成功を描いたアメリカン・ドリームの物語ではなく、息子を想う父の愛情であり、彼の成功は息子を守ろうとする思いの強さに拠るものなのだ。

とはいえ、ぶっちゃけこんな“勝ち組”は、ほんの一握りに過ぎない。
いや、まずいないと言っても過言ではなかろう。
「信じれば必ず達成できる」というのは、本当に実力のある人間にしか通用しない。
そしてその実力とは、思いを実現することができる能力も含まれる。

「ワーキング・プア」というイヤな言葉がある。
働いても働いても極貧の生活から抜け出せない。
食うために懸命に働くが、それでも貧乏から逃れられない人々。
クリスのように、ビッグマネーを稼ぎたいと大望を抱いているワケではない。
普通に布団で寝られる家に住むことができ、とりあえずは食うに困らないだけの収入を安定的に得たいと思っていても、どうしようもなく抜け出せない人というのは、確実にいる。

本作を観て希望を持つ勇気が湧くのは、とりあえずは映画を観ることができる余裕がある人々だけなのではないだろうか。
「もともと頭が良くて、能力があったんだから、クリスが成功するのは当り前。自分にはこんな夢のようなことが起きるはずがない。」
果たしてこの映画がワーキング・プアと呼ばれる人々の“ちから”になれるだろうか…

エンドロールを観ながらそんなことを考えた。
少し前まで、ワーキング・プアなんてアメリカの話と思っていたのに、気がつけばすぐ周りにそんな人々が溢れ始めている日本。
みんな、こんな国を望んでいたのか?


幸せのちから
2006年/アメリカ  監督:ガブリエレ・ムッチーノ
出演:ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、タンディ・ニュートン、ブライアン・ハウ