面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

風前の灯

2006年10月07日 | 野球
今日もタイガースは神宮でのヤクルト戦が中止。
一方、ナゴヤドームでは中日が広島相手に楽勝試合。

もしタイガースが試合をやって勝っていても、マジックは減ったということだが、やはりと言うか、当り前と言うべきか、広島4連戦は中日が楽々と3勝1敗で乗り切った。
目標に向かって突き進むチームと、目標の無いチームのモチベーションの差が如実に出ている。
優勝を狙えるチームと最下位になってもおかしくないチームとでは、元々チーム力に大きな開きがあるのだから、そこへ選手のモチベーションにも差があっては、広島が勝てるはずがない。
甲子園で彼らを迎えたときと同じである。
「残り試合全勝!」と意気込むタイガースと、どうあがいても5位か最下位か、というカープとでは、結果は目に見えている。

これでとうとう中日のマジックは4となった。
タイガースの優勝も風前の灯となった。
いくら残り試合全勝を目指していても、他力本願でしか優勝できないわびしさが空しい。
今年はなんせ、中日との直接対決で負けすぎである。
「もう1試合も負けられない!」
と言いながら先週の土曜日みたいな試合をしているのだから、そりゃムリだわな。
(竹下登風)