面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

負けた!

2006年10月05日 | 野球
全国的な雨の影響で、タイガースは神宮でのヤクルト戦を流して小休止。
一方、ナゴヤドームの中日は、川上憲伸を立てながらまさかの敗戦!
この4連戦で広島がようやく一矢報いた。

先の甲子園でのタイガース戦で敗れた憲伸は、リベンジに燃えてマウンドに立ったに違いないが、2回表に広瀬にスリーランを浴びて先制を許してしまった。
中日打線はその裏、英智の内野ゴロで1点返すも、広島の元エース・ベテラン佐々岡の老獪なピッチングにしてやられて得点を奪えず、6回以降も小刻みな継投の前に押し切られてしまった。
福留とウッズさえ抑えるという基本さえ守れれば、中日打線は決して怖くない。

マジックは5のままで、タイガースとのゲーム差は2.5に縮まった。
明日もぜひ広島には意地を見せていただきたい。
まだまだセ・リーグの灯を消してもらっては困るのだ!

襲名いろいろ

2006年10月05日 | 落語
全く知らなかったのだが、柳家三語楼が6代目柳家小さんを継いだ。
先代5代目小さんは言わずと知れた人間国宝。
(落語好きの方しか分からんか)
江戸落語らしい、地味~な芸風で、個人的には好きでも嫌いでもない噺家だった。
学生時代に神戸の大きなホールで見たが、マイクを通しても声が小さくて聞き取りづらく、途中で眠気に襲われて難渋した覚えがある。

とは言え、名人上手として長年親しまれてきた噺家であり、小さんの名前が大看板であることには違いない。
その大名跡を、柳家三語楼が継ぐ?
京阪電車の駅に貼ってあったポスターで初めて知ったときにはビックリした。
小さんの名前が復活するなら、今の小三治が継ぐか、孫の小禄が継ぐものと思っていたからだ。
しかし、三語楼は小さんの長男であり、継いでもおかしくはない。
特に問題は無いのだが、個人的にはいかがなものかと思ってしまう。

由緒ある名前が“塩漬け”(誰も継ぐ者がないままになること)になるのも寂しいが、かといって安易に名前を復活させる必要もないだろう。
9代目文楽同様、先代とのあまりにも大きな乖離は、その名前がさびれていくようで哀しい。

小さん襲名のついでに、桂春蝶の名前を、息子の春菜が継ぐというニュースを見つけた。
こちらは、別にいいんじゃないか?という感じだ。
先代春蝶は2代目であったが、名前自体はそう“大きな名前”ではない。
筆頭弟子であった昇蝶が継ぐのも、なんだかなぁ…という感じだったし、他の弟子の皆さんの中から誰か、というのもイマイチ過ぎたこともあって、あまり違和感がない。
本人が亡くなってからかなり経っていて、春菜が継いでも父親と比較されてクサされることもあまりないだろう。
春蝶といえば、落語家というよりはラジオのディスクジョッキーや、熱烈なタイガースファン(タイガースが負けた悔しさで自宅の壁を殴って穴を開けた逸話は有名)のイメージの方が強いし。

襲名もいろいろ。