中韓首脳会談で、共同声明を (2013-06.29)
27日夕方に中韓首脳の共同声明が発表された。その中で、名指しこそしなかったが、日本の「歴史認識」が問題視され、韓国側がメディアに配布された〝原案”には無かったが中国側の強い意向が入れられ、声明の内容について発表直前、激しいやり取りがあった様である。
習近平指導部は、日本との対決姿勢を強めており「歴史認識問題」で対日包囲網を作ろうとしていた。そして、今年3月にロシアに6月に米国を訪問した際にも「歴史認識問題」で日本を牽制したいと思っていたが、いずれも両国から拒否されている。
今回、の声明にも日本を名指しで批判出来なかった事は、中國に取って不本意だが“反日仲間”が得られた事は、一応の目的を達成した事になる。
韓国の朴槿惠大統領は、訪米時に日本が「正しい歴史認識」を持つことが重要だと発言したが、米国はこれに対し「日本は同盟国であり、突出した日本批判を避ける様強くはたき掛けた」。
このため、韓国側は今回の共同声明に「日本」を名指しする事には消極的であったとみられる。しかし名指しは無くても中国側の要望を受け入れた声明をアメリカを無視して文書化した事は問題である。
日本政府は「朴政権が日米韓の枠組みから脱し、米中韓の枠組みを選択した事と受け止め、」今後の日韓外交に少なからず影響が及ぶ事が予想される。
(えびなたろう)
27日夕方に中韓首脳の共同声明が発表された。その中で、名指しこそしなかったが、日本の「歴史認識」が問題視され、韓国側がメディアに配布された〝原案”には無かったが中国側の強い意向が入れられ、声明の内容について発表直前、激しいやり取りがあった様である。
習近平指導部は、日本との対決姿勢を強めており「歴史認識問題」で対日包囲網を作ろうとしていた。そして、今年3月にロシアに6月に米国を訪問した際にも「歴史認識問題」で日本を牽制したいと思っていたが、いずれも両国から拒否されている。
今回、の声明にも日本を名指しで批判出来なかった事は、中國に取って不本意だが“反日仲間”が得られた事は、一応の目的を達成した事になる。
韓国の朴槿惠大統領は、訪米時に日本が「正しい歴史認識」を持つことが重要だと発言したが、米国はこれに対し「日本は同盟国であり、突出した日本批判を避ける様強くはたき掛けた」。
このため、韓国側は今回の共同声明に「日本」を名指しする事には消極的であったとみられる。しかし名指しは無くても中国側の要望を受け入れた声明をアメリカを無視して文書化した事は問題である。
日本政府は「朴政権が日米韓の枠組みから脱し、米中韓の枠組みを選択した事と受け止め、」今後の日韓外交に少なからず影響が及ぶ事が予想される。
(えびなたろう)