きまぐれ発言

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第5回アフリカ開発会議の閉幕

2013-06-04 11:58:53 | Weblog
第5回アフリカ開発会議の閉幕        (2013-06.04)

第5回アフリカ開発会議(TICADO5)は3日午前、3日間の日程を終えて終幕した。
終幕での宣言は、アフリカの「質の高い成長」に向け、民間主導による開発を進める方針を掲げた。

今回の宣言は「横浜宣言」とも言われる物で各国が協力して、「アフリカの成長を加速化させ、貧困を削減する」との基本方針を示し。その実現の為に、1)民間部門が主導する経済成長の促進。2)道路や送電網等の社会基盤(インフラ整備)。3)人材育成。を重点的に進める事を明記している。

民間投資に付いては「成長の原動力として必要不可欠」と重要性を指摘した上で、此れを促進する為、「投資環境や法制度、規制の枠組みを改善する」との方向性を示した。インフラ整備では特に力を入れる分野として「エネルギー、運輸、水」の三つを掲げた。(読売新聞)

また、TICADO5を機に来日した国際連合工業開発機関(UNIDO)のカンデ・ユムケラー事務局長と「開発途上国の持続可能な開発支援のため相互協力を進める」との共同声明を出し、市庁舎を訪れて、横浜の林市長と共同声明文書に署名した。

今回のTICADOはアフリカに対応する日本の姿勢も相当にやる気を出している。無論先行する中国・韓国などとは遅れを取っているが、開発支援の目的が、今回日本が取る遣り方はアフリカ自身の経済発展をめざし、人材育成や、貧困の脱却、地域経済の発展の及ぶものとして行われた物で、中国の目指す、自国の資源欲求を満たすだけの物では有りません、無論日本の弱小資源国としての、供給期待も、当然ではあるが、長期に渡ってアフリカと日本の地域連携が両者・両国の発展に繋がる事を願ったもので有る事が明記されている。

先に進出している中国の今迄の遣り方には、アフリカ住民からは大して歓迎されて居ない事実が示されている。今回集まった各国の首脳は、日本の技術と現地住民の人材育成が約束されている事に、最も大きな期待が寄せられているのも其のためである。

各国首脳からは、今回の会議を、「5年に1回の間隔は長すぎる」と主張している。其の上で3年にする事を強く希望している。此のことからも、この会議に寄せる期待の大きさが窺い知ることが出来る。

今回、この会議の成果が、今後のアフリカ発展に大きな実績と成る事を願って止まない。
(えびなたろう)