青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

中国の野生植物 Wild Plants of China リンドウ科Gentianoceae-7

2021-02-20 15:19:51 | コロナ 差別問題と民主化運動 中国の花



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*今後、毎回のブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けることにします。

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報告:モニカとK氏から、中国現地(広東省広州市)に於ける、マスクについての最新情報が届きました。2人とも、全く同じ見解。

>日常生活では、ほとんど着けることがない。

>一応持ち歩いている。密になる公共機関の入り口ではマスク着用を求められるが、(大抵の場合)中では皆外している。

一部の公共機関(空港、国家施設等)では、国からの絶対命令での着用必須。旅行などの際のチェックも、厳しいところは徹底して行う(これは昨年夏時点での報告、現在もそうだと思います)。

中国人の多くは、日本の(国の指令ではなく「無意識強要同調空気」に基づく)国民相互監視の「マスク文化」を不思議な目で見ているようです。

いずれにしろ、「感染者数」は、日本とさほど変わらない(人口比では遥かに少ない)。

これを、「コロナ絶対脅威論」の日本の人々は、どのように考えているのでしょうか?

むろん「隠蔽論」で済ましてしまうことは簡単ですが、もっと大事な事を、見落としていないでしょうか?

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さて日本ですが、なんとなくですけれど、、、オリンピックは(何らかの形で)開催されるような気が、、、(半々ぐらいの可能性?)

コロナは「有耶無耶のうちに」とりあえず“終結”。

そして、「自己保身」「リスク回避」「取得権保守」「異質排除」「無意識強要同調空気」「科学・文明崇拝」「マスク大好き!」、、、、の「日本(民主主義)文化」は、さらに(たぶん共産圏、イスラム圏以外の)世界に浸透していく、、、。

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一昨日、スーパーで、二個100円のレンコンを買ってきて、電気ストーブの横についている湿潤機の熱湯で泥が付いたまま煮て食べたら、下痢をしてしまった。

それ以前に、ここのところずっと、頭と胸と背中とお腹が、(特に午後になると)痛くてたまらない。

という風に「満身創痍」ではあるのですが、、、、。頭の一部に穴が開いている(犯人は10年前のドングリ!)ことと、背骨がS字状にひん曲がっていること(原因は1年前のマクドの深夜作業?)以外は、どこも悪くないそうです。

昨日は、月に一回の、東青梅のK病院での診察日でした(ついでに下痢止めを貰ってきたけれどまだ飲んでいない)。福生の病院のF医師から、前回の詳細チェックのデータが、K先生の許に送られてきていました。

その内容は前にもブログで伝えましたが、血液検査43項目、何処にも異常値が出ていない。CTスキャンとか脳波とか心電図とか、(上記のアクシデント疾患を除けば)どこにも異常がない。

K先生(たぶん僕より少し歳上?)は、そのデータを見ながら、感慨深い表情で、僕にこう述べました。

>これは凄い!完璧だ。長い間医師をやってるけれど、これほど一点の曇りもない完璧なデータの患者には出会ったことがない。驚きだ。

10回ぐらい、perfect!strange!を繰り返していました(笑)。

これは、何なのでしょうね?僕としては「痛し痒し」で、、、、。

いずれにしろ、もうすぐ73歳になる人間としては、有り得ないほど「完璧」なのだそうです。

一体、僕が、どんな「特別な事」をしてきたというのでしょう? 一切してませんね。

はっきり言えることは、「健康マニア」「リスク徹底排除主義者」とは、正反対の生活を続けてきた、ということです。

そのことについても意見を伺いたいですね。「健康マニア」「リスク徹底排除主義者」の人たちに。

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今回は(たぶん第7回~第14回に亘り)「ヤクシマリンドウ組」について述べていきます。日本(屋久島)と中国大陸西南部山岳地帯、そして台湾が関わってきます。

ヤクシマリンドウそのものは、究極の屋久島固有種です(この後具体的に説明)。屋久島は、狭義の日本列島の南端です。と同時に西南諸島(琉球弧)の北端でもあります。更に別の視野に立てば「長江周辺地域」の東の延長です。

以前著した拙書「大和と琉球と大陸の狭間で」にも述べ続けたように、屋久島の本当の魅力を知るためには、「大和」「琉球」「大陸」をトータルで見渡さねばならない。それは別に屋久島に限らず、どの地域にも言えることです。

その「俯瞰的」な取り組みが、まるっきり為されていない。枠組みのなかで、ひたすら「重箱の隅を探るような」作業(=調査・研究)が行われているだけです。

それで、全部自分で取り組むことにしました。枠組みは無視して。

例えば「シャクナンガンピ」という、屋久島の最重要植物のひとつ。唯一の近縁種(2種で独立した1属を設ける見解もある)は、九州の中部山地の大崩山の特殊岩石地帯のみに分布しています。延岡から始発の電車に乗って、朝早く着いた最寄り駅から、何十㎞もの道を丸一日歩き通し、現地をチェックしてきたことがあります。

外観も生育環境もシャクナンガンピとは丸っきり異なるのだけれど、醸し出す雰囲気は実によく似ています。両者を結びつける「第三の姉妹種」は、本当に(これまでに中国のどの文献からも見つからない)中国大陸に分布していないのでしょうか?その探索は僕にはもう無理だけれど、いつか誰かが突き止めてくれるだろうと、夢見てるのです。

同様に重要な屋久島固有植物である「ホソバハグマ」は、自分で中国まで(その姉妹種を)探しに行きました。古い文献では、中国大陸南部産の集団と同じ種とされていたのです。今はそれぞれ独立種とされていますが、文献に示されている図は、酷似しています(系統的な繋がりに関しては様々な考察が成り立つ)。文献には、「中国南部の三か所に分布」となっています。

三か所のうち、具体的な地名が示されているのは二か所。具体的な地名とはいっても、「市」単位です。それ以外には、(環境・地形なども含め)何の記述もありません。中国の「市」は、概ね日本の「県」に相当します。探索対象とした「広東省陽春市」は、日本で言えば長野県ほどの広さです。

執念で探しました。今思えば、凄い執念だったと思います(それに“勘”もぴったり当たった)。

20年近く前、その報告をブログに載せたところ、ある国立大学の研究者(知らない方)から「情報を教えてくれ」という連絡がきました。

細かい情報をお教えした上で、「僕は遊びや趣味で調査を行っているわけではありません」「共同研究態勢など何らかの処遇を考慮願います」とお伝えしました。

返ってきたのは、「そんな条件が付くなら協力はいりません、我々はプロなので、素人を相手にしているわけにはいかない」と返事が来ました。僕の送った情報は、しっかり利用されて、学会発表に使われているようです。謝辞もお礼もありません。

昆虫・植物を問わず、全く同様の経験が、(50年近くに亘り、大袈裟ではなくもう100回近く)延々と繰り返され続けています。

例えば、このブログに関してですが、10年ほど前に、中国の植物についての連載記事を載せていたことがあります(読者には自主的なカンパを要請して)。

ブログの裏チェックみたいな機能があって、幾つかの情報を調べました。おそらく研究者の一人からの、こんな発信を見つけました。

>これ(「青山潤三の世界・あや子版」の中国産植物の紹介記事)は凄いよ!とても役に立つので、皆ぜひチェックして置くべき。ただし、書いてる本人は、素人で、たぶんちょっと危ない人だから、無視して関わらないように。

まあ、それでも良いです。だったら敢えて、「(異質に対するイジメの構造を容認して成り立っている)社会への」恨みつらみを込めて、愚痴を書き連ねていきます(笑)。

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いずれにしろ、ヤクシマリンドウに関しては、僕はもう40年も前から興味を懐いていて、殊に台湾に於ける分布の真否の解明を心待ちにしているのですが(注:自分で行わないのは、単に予算、具体的には台湾での宿泊費・交通費がないから)、未だに全く進展していません。

枝葉だけは、重箱の隅をつつくがごとく調査や研究が為されているのに、眼前の事(不利益を排除し利益を得る事)に対しては必死に取り組んでいるのに、肝心な本質的なことは何ら分かっていない。世の中全体が、そういう方向に進んでいるので、仕方がない事ではあるのでしょうけれど。

話は飛躍してしまいますが、結局「種」とは何か? 生物にとって「生命」とは何か? そういったことを俯瞰的に考える必要があるのだと思うのです。

生物ということはウイルスは入らないわけで、例えば、ウイルスという無機質でも生命でもない有機的な存在を、生命とどう結びつけて認識するか、、、。

時間とは何か? 自分は“どこ”(時間・空間)から来て、“どこ”に向かおうとしているのか?

頭の悪い(これは謙遜ではなく本心)僕には知る由もないのですが、最初の質問(マスク/沖縄)共々、頭の良い人たちが、どのように考えているのか、教えて頂きたいのです。

頭の良い人は、沢山います。重要な問題提起をしています。しかし、大衆は結果(答え)のみを求めます。

僕は、今ブログに「中国の野生植物」を書くに当たって、「中国植物志」と「週刊朝日百科植物の世界」をチェックし続けています。

興味深い記事を見つけました。東京大学農学部の山下修一教授が書かれた、「植物とウイルス」というトピック・コラム(1994年9月11日付け)。植物ウイルスと「いわゆるコロナウイルス」は、何らの関連性もないと思うのですが、共に「ウイルス」であることには変わり有りません。長い内容の、ごく一部をピックアップ紹介しておきます。

>私たちは、日常多くの植物ウイルスを食物と共に食べている。

>(この研究が進めば)ウイルスの変異、進化、分子レベルでの系統樹、起源も明らかになっていくだろう。また、ウイルスの遺伝子操作や改変も近い将来、可能になるだろう。

>植物ウイルスは他の生物ウイルスと同様、感染や増殖を制御することが非常に難しい。

>ウイルスは人類に残された「最後の敵」ともいわれ、私たちは細菌や菌類など、ほとんどの伝染性病理を制御してきたが、ウイルスではいまだ為し得ていない。

これは、植物(人間の作り出した有用植物)の方の話題で、上にピックアップした文章は、長い記事のごく一部の断片です。でも、ウイルスというのは、実体(の根本的な部分)が未だに不明で、摩訶不思議な存在であることは伝わってくると思います。それと共に、人類(の科学や文明)が、それを制御しようと立ち向かっていることも。

そのことを、どう捉えるか。

以前ブログに「透明人間になって街に出かけたら突然姿が現れてしまって、、、、」という夢を見た、という話を書きました。

そういうことだと思います。

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僕は、自分の目と脚で対象を探り、あるいは文献で様々な事例を知って、「自然界はとんでもなく凄い」と、改めて驚愕しています。

そして、その「とんでもなく凄い」自然の仕組みを解き明かし利用する、人間の科学・文明は凄いなあ、という素直な想いもあります。

むろん、それと並行して、“「解き明かし利用する」、、、、それだけで良いのだろうか? 別の方向からの視点が、今こそ必要なのではないだろうか?” と、改めて深く想うのです。



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