青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

ElvisとBeatlesのはざまで~Johnny Tillotsonの時代(27)

2011-10-20 11:27:09 | アメリカン・ポップスearly60’s






今日は、昨日の話の中に登場した、“栄光の一発屋”Kris Jensen(クリス・ジャンセン)を紹介しましょう。

Kris Jensen 1942年4月4日 コネティカット州生まれ。

1959年6月Colpixレコードから「Staying Up Late/Bonnie Baby」でデビュー。Leader→Kappとレーベルを移り(偶然かどうか、同時期のBryan Hylandと全く同じ航跡です)、さらにHickoryに移って、1962年5月リリース(Johnnyの「涙ながらに」と同じ月です)の通算6枚目のシングル「Torture」でブレイクします(Billboard Hot100第20位、11週間ランク)。その後、1964 年末までに計12枚のシングルをリリースします(アルバムも発売されています)が、2曲目のHot100チャートはなりませんでした(63年初頭に「Don't Take Her From Me」がUnder Bubbling 112位を記録)。

今日紹介するのは、唯一のヒット曲「Torture」と、64年6月にリリースされた11枚目のノン・ヒット・シングル「Come Back To Me (My Love)」です。

お分かりの通り、Roy Orbisonの“日本限定”(初)ヒット曲で、Orbison自身の作。「Torture」の作者John D. Loudermilkだけでなく、Evarly Brothersに数多くの曲を提供しているBoudleaux & Felice Bryant夫妻、Roy Orbison &Joe Melsonのコンビといった、最高の布陣で彼を支えていたわけです。今更ながら“一発のみのヒット”が不思議でなりません。

You-tubeには、数多くの曲がアップされています。不思議なことに、肝心の「Torture」が見当たらない(ひどく音声再生の悪いのが一つ有りますが)。下に張り付けたのは、“音楽”のコーナーでないところから引っ張り出してきたものです。なぜか、かつての映画スター「ゲイリー・クーパー」のスライド・ショーの、バック・ミュージックとして、アップされているのです。Kris Jensen「Torture」と、ゲイリー・クーパーが、どのように結びつくのかは、全く不明です。

面白いのは、Kris Jensenの曲には、ほかにも結びつきがよく分からないのがあります。当時の大統領ジョン・F・ケネディの奥方“ジャクリーヌ・ケネディ”のことを歌ったノベルティ・ソング「The Jackie Look」。これはまた大変に楽しい曲です。You-tubeで見つけ出して、ぜひ聴いてみてください。

Gary Cooper「Torture」【=Kris Jensen「Torture」】 

Kris Jensen「Come Back To Me (My Love)」 

クリス・ジャンセンの「カンバック・トゥ・ミー」。どうしてこの曲がヒットしなかったのか、不思議でならないほど、素敵な曲だとは思いませんか!




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