フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

薪割りと炉

2010-11-25 | 薪ストーブ・焚火

今朝の八ヶ岳は曇っている。風はない。外気温0度、室内13度、湿度41%で昨日より暖かい。昨夜、久しぶりにお酒を飲まなかったので、起床時の体調がいい。
鍋のあくる日の朝食は雑炊と決まっている。熱々をふうふういいながら食べる。

食後、先ずはフルート練習だ。ゆっくりと音出しをする。唇、指、肩の力を抜く。「毎日の練習」NO1はパターン8でやる。これも吹きやすいパターンだ。NO7の運指練習もしておこう。♯二つでパターン2でやろう。これが苦手なパターンでやはりフルートがぐらつくのがいけない。次にバッハのフルートソナタ1033、Andanteを何度か吹く。ブレスの位置が悩ましい。ついでにポロネーズもやっておこう。9時30分に午前中の練習を終える。

天気が良くなってきたので庭に出る。まず玄関先に積み上げていたたきぎの整理をする。太いものは、チェーンソーで30センチぐらいに切る。細いものは集めておく。こうした柴は森の中にいくらでもあるので、これを薪ストーブに使うと、薪代はタダだ。京都大原で暮らすイギリス人女性ベネシアさんは、夫と二人でハイキングへ行き、リュック一杯に枯れ木を拾ってきて、薪ストーブに使うそうだ。

今日は風も弱いので、炉で焚火をしよう。枯れ葉や薪が雨で濡れていて燃えにくかったが何とか上手く行った。今日の昼食は、焚き火を使って、かまどで秋刀魚を焼いて食べよう。

日差しも暖かく焚き火のそばで食べるランチは本当に楽しく、美味しい。


腹ごしらえもできたので、今日も薪割りしておこう。軒下に積んでいる丸太を順に割って行く。太いものは大きな斧を使う。やや細いものは楔を打ち込んで割る。1時間ほどやったら、束にして10束ほどの薪ができた。薪ストーブで薪を焚くことができるのがうれしい。

3時になったので炉の焚火を終え、森の中をゆっくり散歩する。木々が葉を落としてすっかり森は明るくなった。西北の方に赤岳が見える。畑に行き、ヤマイモの収穫をする。上部は枯れてしまっていたが、掘っていくと、かなり大きなヤマイモの塊が出てきた。

スコップで傷つけないように丁寧に掘り出す。2個のヤマイモを収穫。

部屋に帰り、フルートの練習を再開する。アルテ2巻冒頭のスケールとアルペジオNO1をやる。やってみると、つかえてばっかりで、これではいけないと自覚する。次に八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」「What' New」「トランペット吹きの休日」を全曲やる。「カルメン」の序曲がなんと言っても難しく、何度か練習する。「What' New」は中間部のリズムがややこしいところが問題だ、これも何回かやる。

夕方に薪ストーブに火を入れる。今日は暖かかったので余り室内は冷えていないが、薪ストーブを焚くのが習慣のようになってきた。夕食は、ホタテの旨煮と天ぷらだ。ホタテはぽってりと甘くビールのアテには最高だ。だが、今日も勇気をもってお酒はやめておこう。昨日も飲まなかったので、これで「週休2日」となった。


盛り鉢

2010-11-24 | 趣味

昨夜は煌々と月が照っていたので、今日はいい天気になると思っていたが、文字通りの快晴の朝となった。外気温マイナス4度、室温10度、湿度40%。無風だが冷え込みが厳しい。写真を撮るため外に出ると庭はびっしりと霜が降りていた。

南アルプスの峰々は、冠雪してクッキリと浮かび上がっている。


振りかえると八ヶ岳は、満月の残月がかかっていて、白く輝いていた。

今日の朝食イングリッシュブレックファースト風。「美味しい学校」の発芽玄米ロールは甘みがありもっちりしている。

今日はレッスン日なので、フルートの音出しをしておこう。ゆっくり全ての音を出した後、「毎日の練習」NO1はパターン7でやる。アルテ16課のNO3の曲を吹いておく。余りにいい天気なので、フルートの練習はここまでにして、付近を散歩することにした。

途中、こちらに移り住んだ時にいといろお世話になっているIさんと出会った。2年前に脚を骨折して以降、リハビリに努めているとのこと。北杜市市営バスのことが話題になった。ここから長坂のきららまで、1日数本バスが出ていて、片道600円だ。韮崎へも「乗り継ぎ券」を利用すると600円で行けるとのことだ。他にデマンドバスもある。あらかじめ市役所に登録し、前日に乗車を申し込んでおかなければ利用できないので、少し不便とのこと。いつもアダージョの森近くを散歩コースにしておられるので、「良かったら、散歩のときにお寄りください」と言ってお別れした。

今日は趣味悠々の日だ。妻を陶芸工房へ送った後、私はフルートのレッスンへ。
最初に、「毎日の練習」NO7の運指練習を♯2で色々のパターンでやる。ド♯の運指の際にフルートがぐらつくのでそれを是正する指導を受ける。続いてアルテ16課NO3の曲をやる。16分音符と8分音符のリズムが速まってしまう、3拍の伸ばしが短いなどの指摘あり。テンポを色々変えてやってみて、きっちり拍の頭を押さえる練習をする。最後に先生とデュエットで演奏した。先生から「次回もう1度やっておきましょうか」とのことだった、

陶芸教室に戻ると、今日は盛り鉢を作っていた。椿をイメージしてると悦に入っている。底を切り取って一応作品の形づくりができたところで、今日の教室は終わりだ。

4時30分頃アダージョの森に戻ってくると、あたりはうす暗くなってきた。夕映えした南アルプスの稜線がひときわ美しい。

夕食は、野菜中心の鍋にする。久しぶりにポン酢で食べよう。お土産にもらった大分県産カボスは甘酸っぱく、味を引きたててくれた。


冬の一日

2010-11-23 | 日記

朝早くは雲っいたが、だんだん晴れてきて、いい天気になってきた。外気温5度、室温16度、湿度42%で暖かい。

舘さん夫人と一緒に楽しい朝食を食べる。

食後、付近を散歩する。いい天気だが、南アルプスや八ヶ岳は雲の中だ。向かいの山もすっかり冬景色に代わっていた。

そうこうしていると、舘さんが奥さんを迎えにやってきた。舘さんは、私がスタッドレスタイヤの相談をしていたので、わざわざタイヤ館のチラシを持ってきてくれてチェックしてくれた。舘さんご夫婦としばし雑談する。

午前中は、フルートの練習をしておこう。ゆっくりと音出しをする。響き、芯のある音、構え方、力を抜くことなどを心がける。次は「毎日の練習」NO1はパターン6でやる。このパターンも好きなので吹きやすい。アルテ16課NO3の練習をしておく。その後、バッハのフルートソナタ1033アンダンテを吹く。昼になったので練習を終える。

昼食は昨日、yamaさんからいただいたシラスかけ卵ご飯とする。和歌山産シラスが新鮮で甘く、ほのかに磯の香りがして美味しい。


昼食後、Jマートへ行く。灯油1L72円なので、みなさん灯油缶を持って買いにきている。私は18L2缶を買った。妻の長靴がだいぶへたってきたので買い替える。そうそう、家の不凍液も買っておこう。

ついでに高根町の図書館に寄る。平日なので休館かなと思うほど、車、人が少ない。借りていた本を返し、新たに借りる。アダージョの森には4時を過ぎに戻ってきたが、あたりはうす暗くなってきていた。秋の日のつるべ落としだ。
テレビでは、北朝鮮が韓国へ砲撃したことを端緒に、双方が砲撃を応酬したと報じられていた。日本近海の雲行きが怪しい。

深夜目覚めると、満月の月明かりで、庭は青白く、明るかった。


建物探訪(yamaさん邸)

2010-11-22 | 人々との交流

朝起きて薄暗い庭を見渡すと落葉で埋まっている。ほとんどの木々が葉を落としているが、ただ、コナラだけが葉を3分ほど残していた。今日の八ヶ岳はどんより曇っていて、天気予報通り、雨になるような気配だ。外気温1度、室内12度、湿度42%。思っていたほど寒くはないが、早速薪ストーブに火入れよう。

湯を沸かし、コーヒー豆を淹れる。CDはバッハのフルートソナタ。ランパルのフルートに、ピノックのチェンバロだ。ボリュームはできるだけ小さく落とす。ゆっくり朝食を食べる。

朝の内にフルートの練習をしておこう。まずは音出し、心なしか八ヶ岳で吹くといい音に聞こえるのが嬉しい。「毎日の練習」NO1はパターン5.このパターンは好きなので自分なりに納得した。次は、アルテ16課NO3の曲。ミの♭の音が上手くならないので吹きこむ力を少し落とす。8分音符と16分音符の組み合わせのリズムが滑らないよう気を付ける。

八ヶ岳フルートアンサンブルの「トランペット吹きの休日」は、慌ててしまってテンポが速くなるので要注意。「What's New」は、テンポ100でやる。中間部のリズムがややこしいところが、やはりつかえるので、何回か練習する。「カルメン」は序曲を繰り返して吹いてみるが、スタッカートとトリルが、難しい。

今日は昼から、yamaさん宅に行くことになっているので、練習はここで終える。練習の途中から雨が降り出した。雨の中ヤマガラ、シジュウカラがひっきりなしにやってきてヒマワリの種をついばんでいる。

何やかやとしていると、yamaさん宅には少し遅れてしまった。既に舘さんご夫婦が来られていた。正面の勝手口でノックすると、中からyamaさんが出てこられた。ごあいさつすると、左のガレージの所に入り口があるので、そこから入ってくださいとのことだっだ。

このほど竣工したばかりなので、ピッカピカの、マッサラ。これから家具も搬入することになっている。1Fはリビング、ダイニング、キッチンが東西に広いワンルームに配置されていて、真ん中に薪ストーブが据えられていた。東側に広いデッキがあり、そこに透明の屋根があるのがいい。

2Fにご案内していただくと、真ん中に渡り廊下があり、1Fを広々と見降ろすことができていい。左右対称に2部屋が配置されている。部屋には扉が無いのに驚いたが、それだけ閉ざされていないので広さを感じさせてくれる。天窓が多く、採光、風通しがいい。オール電化システムを採用していて、ランニングコストが安いそうだ。暖房は薪ストーブの他に、蓄熱温風機、それに部屋全体の空気を上下循環させるファンシステムが壁や天井の中にセットされているとのことだ。最新の住宅メンテナンスが施されているようだ。

yamaさんは、薪ストーブ補助金や住宅エコ補助金などをよく調べられており、書類手続きを面倒がらずに提出すれば、補助金が得られたそうだ。お聞きすると、まだしばらくは現役でお勤めされるそうだが、その後はこちらに移り住まれるとのこと。甲斐小泉駅から直ぐ近くにお住まいがあるので、東京へい行くときなど非常に便利とのことだ。

それから、色々の話に花が咲いた。ネットでお話していたので、初めてお会いしたという堅苦しさはなかった。女性たち3人も、楽しそうに話しこんでいる。最後にyamaさんのパソコン絵画を見せていただいた。私は専用のソフトで描くものと簡単に思っていたが、全くの早とちりで、yamaさんは専用ペンをつかってご自分の技術で絵を描いておられたのだ。1か月に5、6枚は描くとのことだった。絵心は相当な腕前だ。玄関には、作品が架けられていた。あっという間に時間が経ち、4時過ぎにお暇させていただいた。

今夜は、舘さん夫人がそのままの流れで、我が家に遊びに来てくれることになっている。夕食は久しぶりに大阪風の串カツにしよう。「ソースの2度漬け禁止!」と言うと、妻から各自が漬けたらいいでしょうと返された。舘さん夫人は明るく、八ヶ岳界隈の情報も豊かで実に楽しいひと時を過ごすことができた。私は、早く就寝してね、と言われていたので、その後二人の間でどのような会話がなされたのか知るよしもない。


北杜帰行

2010-11-21 | グルメ・クッキング

今日は、素晴らしい天気だ。コーヒーを淹れ、新聞に目を通す。まずは天声人語。地球は宇宙から見ると「暖かい青色」をしているそうだ。「『文明の証し』と思えばいとおしい暖色も青い素肌をむしばむ温暖化のシミに見えぬでもない」と寸鉄。

将棋の名人戦、久保二冠(35歳)対高橋九段(50歳)は相アナグマ。振りアナの久保二冠が優勢だ。久保二冠絶妙の4三歩で高橋九段が窮した。

今日は北杜帰行の日だ。付け替えたノーマルタイヤを倉庫にしまおうとすると、倉庫の中が雑然としている。相変わらずほとんど使っていないもので溢れている。先にそれを整理し、やっとタイヤが入るスペースが生まれた。そこそこ生きてくると、溜まってくるものはロクでもない物がばかりだ。

暖かいので重いタイヤを積んでいくと汗が出てきた。水周りの作業も気にならないので、車を軽く洗い、窓を磨いておく。荷物を積み込む。丁度、おばあちゃんのご飯仕度をしに行っていた妻も戻ってきたので、出発する。履き換えた、スタッドレスはブリジストンのBLIZZAK REVO2、旧モデルだが性能は十分だろう。

昼食は、最近オープンした「讃岐うどん」の店に行ってみよう。人気があるのが、お客さんが多い。私は、「店長おすすめ」のとろ玉うどん大(480円)とイカのてんぷら(100円)を注文。それに、ショウガ、ネギ、ゴマをかける。とろろと半熟玉子が、ぶっかけの出しとうまくからみあっておいしい。うどんもしっかりした腰があり、味がいい。それに、イカの天ぷらがあつあつホクホクで実に旨かった。B級グルメとしては、なかなかの一品である。セルフで人件費を浮かしているのが、安さの秘訣であろう。大阪も讃岐うどん旋風が吹き荒れそうだ。

行楽客と反対方向に進むので道は空いていて楽勝!と思いきや、亀山からの東名阪が大渋滞しているのに驚く。3時なのに既に名古屋方面への行楽帰りの車が溢れているのだ。これが四日市JCまで続いたのには困ってしまった。その後の湾岸道は、いつも通りガラガラだ。やたらと豊田の地名が目に付く道路で、ほとんどトヨタのための道と言ってよい。

長坂のきららで食材の買い出しをする予定なので、午後7時過ぎぐらいに店に入りたいと思っていた。ところが、問題は諏訪湖SAを過ぎたところで起こった。諏訪~諏訪南にかけて道路工事をしていて、対面通行になっており、ここが大渋滞を引き起こしているのだ。

長坂インターに着いたのは7時55分、きららに8時ジャストに入店した。ほとんど食材は片づけられてしまっていたので、がっくり。それでも野菜やベーコン、牛乳などを買い込む。

アダージョの森に到着すると、満月に近い月明かりであたりは、青白く静まり返っていた。コナラがわずかに枯れ葉付けているが、ほとんどの木は葉を落としていしまっていた。

部屋に入り、まずは水通しをする。当たり前だが、無事通水したのでホッとする。いつどは、井戸の配線が小動物に食いちぎられていて、井戸が動かなくなったことがあった。早速、薪ストーブに薪をいれ、ガンガン焚く。最初は表面温度が200度以上になるまで、よく燃える小枝をどんどん燃やすのが効果的だ。部屋が暖まってきたので、遅い夕食とする。

テレビでは、丁度「風と共に去りぬ」をやっていた。時折思い出すシーンが出てきて、懐かしかったが、ほとんど忘れてしまっていた。何しろ長い映画なので、途中で疲れてきてダウン、結局最後までは観ることができなかった。