フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

宮尾本平家物語 1青龍之巻

2011-01-03 | 濫読

体調が少し戻ってきた。昨日から、おかゆしか食べていないの、少し空腹感を感じる。
今日はご飯、柔らかくしたお雑煮を食べる。

天声人語から

~散歩がてら、小沢一郎氏の新年会を塀の外からのぞいてきた。豪邸の前には撮影用の脚立が20ほど並んだ。玄関脇でバーベキューらしき煙が上がり、談笑や拍手が漏れてくる。約120人の国会議員が顔を出したという。前年より3割ほど少ないが、一兵卒とは思えぬ威勢だ。去年の会で万歳三唱の音頭を取ったとされる菅直人氏は今年、同じ時間帯に首相公邸で祝宴を催した。親小沢、脱小沢に分かれての、まとまりのない新春風景だ。~
~くすぶる民主党に構わず、野党が政策を研ぎ澄ます風でもない。さる忘年会で自民党の議員らと座敷が隣り合わせになった。聞こえてきた歌は「春が来た」だった。敵失を喜び合うような政治は、しばらく封印したい~

さて、今日は箱根駅伝復路。第6区、27秒差でスタートした早稲田高野(4年生で初出場)が、凍りついた道で途中転倒しながらも東洋市川を振り切り、逆に36秒の貯金で7区にたすき。その後は、アンカー中島が連続区間賞の東洋の猛追を振り切り、わずか21秒差で総合優勝を果たした。18年ぶりである。宙に舞っている渡辺監督は、18年前の選手で優勝した時より嬉しいと、男泣き。渡辺監督の現役時代を覚えているが、今は、ぶよぶよに太っているのに驚いた。1、2年生の出場が多い中で、4年生で初出場という選手の底力が大きかったのではなかったか。見ている観客も「がんばれ!」と言いたくなってくる。

その後は、じっとして本を読もう。今日で、高根町図書館で借りてきた「宮尾本平家物語 一青龍之巻」を読み終える。

平清盛七歳の虎寿丸と呼ばれたときから、保元の乱(1156年)、平治の乱(1160年)、平清盛43歳までの話。源頼朝が、清盛の継母池の禅尼の好意で命をつなぐところで、終わった。
公家社会の無能・無力化、5歳で天皇になる院政の退廃、男女風紀の乱れ、実力を付ける武士集団。話が面白いので、一気に読むことができた。

これまで読んだ吉川英治『新・平家物語』、石母田正『平家物語』 岩波新書とは違った、登場人物の女性に光があたっているのが特徴か。