フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

温泉三昧

2011-01-20 | 日記

昨夜来、煌々と満月の月が朝方まで照っていた。今日もいい天気だ。
外気温マイナス9度、室温10度、湿度20%。

薪ストーブに火を入れ、コーヒーをすする。

天声人語から

~四季に恵まれたこの国だが、冬の受け止め方は共通の季節感から外れる。何と言っても雪の有無が大きい。江戸時代の越後人、鈴木牧之(ぼくし)の名著「北越雪譜」は「雪を観(み)て楽(たのし)む人の繁花の暖地に生(うまれ)たる天幸を羨(うらやま)ざらんや」と恨み節をつづっている。
~この冬も、日本海側で続く雪に、東京の晴れが申し訳なくなる。たとえば秋田市では、年明けから18日までの日照が15時間しかない。片や東京は141時間。豪雪の地では、雪下ろし中の転落などの事故も相次いでいる。そして、きょうは大寒。「冷ゆることの至りて甚だしき時なればなり」と意味は直截(ちょくせつ)だ。今年の寒さは律義で、けさは各地で氷点下という。律義者らしく、予報では来月の立春ごろまできっちり精勤するらしい。

今日は「大寒」だが、寒さの峠は過ぎたような気がする。

ペンション風の朝食を食べる。食後は、すぐにフルート練習をする。音出し、「毎日の練習」NO2、NO7、NO4。各々のパターンを変えながら吹く。これは、昨日のレッスン時に先生から教わったやり方だ。次にアルテ17課NO2をやる。テンポ、リズム感を大切にする。次は18課の変え指練習を何度かやる。スムーズさが、大事だ。

後は、バッハポロネーズ、1033をやる。

今日は11時から尾白の湯に行く。一日ゆっくり温泉に浸かてみたいと思っていたので今日、やってみることにした。

白州道の駅に着いたのは12時。そこで白州うどんを注文して昼ご飯にする。道の駅で買ったおこわ、海苔巻を一緒に食べる。


食後、尾白の湯に車を置いて、ウォーキングに出た。1キロの散歩コースは、樹林帯の中だ。

その後、付近を歩く。風が強く、歩きにくいが、北に真っ直ぐな「ベルガ通り」を歩くと、遠く向こうに金峰山と瑞牆山が見える。

1時間歩き終わったのは、2時を少し回っていた。尾白の湯館内に入る。ここは別荘居住者には容赦しない。700円だ。それから、5時過ぎくらいまで自由時間にして、温泉に浸かるなり、休憩するなり好きなことをしようということになった。

平日の午後に温泉に入ると、来ている客のほとんどは、まあ、いい歳をしたというか、初老の人だ。それでも、結構な客が来ているので驚いた。皆さん、ひっそりと黙って、湯船に浸かっている。温泉から一旦出る。缶ビールを買い求め、休憩所のテーブルでちびちび飲みながら、本を読む。もちろんアテのスルメは持参だ。4時過ぎから2度目の入浴をする。今度は、サウナに10分ほど入って、汗びっしょりとなり、冷た~い水風呂に入る。続いて熱い湯に浸かると身体のあらゆる血管がピリピリと広がって行くの感じる。再度水風呂に入り、熱い湯に浸かる。これがなんともいえないほど気持ちがいい。
後は、露天風呂に浸かって温泉を出る。また、ビールを飲みながら本を読んでいると妻が温泉から出てきて、帰ることになった。

アダージョの森につくと、紅い満月が丁度東の空に上がってきたところだった。


夕食は、焼き塩鯖と、朝から薪ストーブで炊いてきたおでんだ。おでんがまだ、少し浅いか。まあ、温泉が帰りの酒のあてにはこれで十分だった。