フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

2時間のウォーキング

2011-01-23 | 濫読

今朝も晴れているが、雲が少し多い。風はない。西の空には、月が残っていた。
薪ストーブで部屋を暖める。今朝は、モーツァルトのピアノ協奏曲26番、27番をかける。

朝食を食べた後、直ぐにフルートの練習を行う。いつも通り、音出し、「毎日の練習」NO2、NO7、NO4。各々を、パターンを変えながら順次やっていく。これがなかなか時間がかかって手ごわい。アルテ17課のボレロ、18課の変え指練習を行う。その後バッハ1033をゆっくりと吹く。部屋には、日光が入ってきて、ほどなく20度くらいになってきた。シクラメンも生き生きしている。

11時過ぎから、ウォーキングに出る。少し風があって、寒さを感じる。今日は、初めて萌木の村方面へ歩く。ずっと登りが続くのがつらいところだ。途中の日陰の所はまだまだ雪が融けていない。滑らないように慎重に歩く。

畑に出ると、冠雪した八ヶ岳が美しく見えた。


1時間少し歩いてR141に出る。牧場ではラバであろうか、少し風変わりな動物がやさしそうなまなざしを向けている。

レストラン「八ヶ岳」の前まで来たが、萌木の村まではまだだいぶあるので、今日はここで折り返すことにする。

ここで昼食を食べよう。私は辛い黒カレー、妻はトマト味の赤カレーを注文した。

黒カレーはコーヒーを入れて色を付けているとのこと。確かに真黒だが、コーヒーの味はしない。辛さは、まだまだ弱いので、テーブルにあったタバスコをかける。これで辛さは期待した通りになった。

昼食後は、家に折り返す。帰り道は反対に、下り中心なので、脚は軽い。帰りは1時間を少し切った。ウォーキングをし始めて、2時間歩いたのは今日が初めてだ。妻もこれぐらいならなんともないと、いい調子だ。それでも、家に帰ってからは、さすがに庭に出て作業をするのはしんどいのでやめる。

それではと、コーヒーを啜りながら、本を読もう。夕方までの読書で塩野七生の「ローマ人の物語11 終わりの始まり」をようやく読み終えることができた。
話は、紀元161年の哲人皇帝マルクス・アウレウスから、コモドゥス、内乱を経て、紀元211年のセプティミクス・セヴェルスまでだ。ローマ帝国もセヴェルスの子カラカラ帝が、弟を殺すなど、末期的な状況になってきた。巻末の年表を見ると、中国は諸葛孔明が登場したが、日本はまだ弥生時代である。「ローマ人の物語」は15巻まであるので、残るは4巻になった。まだまだ先はある。ぼやぼやしているうちに、塩野七生は「十字軍の物語」を書き始めた。これも2011年中に全4巻が完結するという。恐ろしい作家である。

夕食は、鶏肉入りの炊き込みおこわ。もちもちして美味しかった。

それに、けんちん汁、ホウレンソウのお浸しと、身体にいいことこの上ない料理だった。