フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

七草がゆ

2011-01-07 | グルメ・クッキング

今朝は、冷え込んでいるものの、いい天気になった。

天声人語から

~寒い季節ほど、人は「幸せ」への感度をふくらませるように思う。その幸福感は、収入が多いほど大きいものでもないらしい。米国で調査をしたら、日々の幸せを感じる度合いは年収7万5千ドル(620万円)ほどで頭打ちになるとの結果が出たという
~プリンストン大のカーネマン名誉教授らが45万人を電話調査した。ノーベル経済学賞の受賞者である教授は「高い年収で満足は買えるが、幸せは買えない」と結論づけたそうだ。幸せ者とは、小さな喜びを十分に味わえる人、ということになろうか。

~〈この里に手毬(てまり)つきつつ子供らと遊ぶ春日は暮れずともよし〉(良寛)

今そこにある、ほどほどの幸せを満足する心、「もっといいもの」という餓える心からの解放。

今日は「七草粥」を食べよう。スーパーでセットで売られている春の七草」(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(大根))の粥。さすがに、弱った胃にはゆるりと入って、胃も心も和む。
 
日差しがいいので、午後から、ミナミに繰り出した。最初にビッグ・カメラでBLの3Dソフトを買った。テレビが3D対応なので、3Dの威力を一度試して見ようと思う。タイトルの少なさに驚いた。まだ主要市場にはなっていないな。

次は、いつも通り、道具屋筋へ。途中、美味しそうなタコ焼き屋が並んでいる。


今日の狙いは、小さなパエリア鍋。もちろんパエリアは作れるのだが、それよりも、冷めないお皿代わりに使うためだ。このアイディアは、八ヶ岳の「カーティス・クリーク」で知ったもの。色々のサイズがあったが、22センチのものを2枚買った。それ以外にも、お皿、丼、椀などを物色する。色々面白い物もあったが、結局買わなかった。

その後、ジュンク堂へ。新刊書、八ヶ岳本をチェック。村上春樹、浅田次郎が並んでいる。今もまだ、小宮山さんの「定年後は田舎暮らし」や加藤さんの「八ヶ岳の森から」が書棚に並んでいる。実際的にはどうかと思うが、パイオニアとしての人気度はさすがだ。

帰り方心斎橋の「蓬莱(551)」の前を通ると、急に豚まんが食べたくなった。持って帰っても、冷たくなってしまうので、店で食べることにしよう。夫婦二人で、豚まんとあんかけ焼きそばを注文する。やはり、その場で食べる豚まんは、美味しい。アンはジューシーで皮はモチモチふわふわだ。


あんかけ焼きそばは、色が白透明で薄味だが、旨味はたっぷりで、焼きあげたそばに独特の歯ごたえがある。

まさに「551」の「ある時」だった。

帰り、おばあちゃんの所に寄る。新年のあいさつをしていなかったのだ。年末に少し元気をなくしていたが、すっかり元気になっていた。食欲もあるので安心した。

「七草粥」と「豚まん」は、相当のアンバランスだが、それこそ、小さな「幸せ」というものか。