へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

臓器移植法

2009年06月19日 02時43分45秒 | Weblog
臓器を移植する以外に生きる術を持たない人たちのために、少しでも臓器の提供を増やそうと考えられた法案ではあるが、どう考えても「臓器を提供する側」の気持ちが組み込まれていないように感じてならない。
臓器提供を待つ人の気持ちもよくわかるのだが、同じように「臓器を提供する側の気持ち」と言うものも十分に考えなくてはいけないのでは無いだろうか・・・・。
臓器によっては完全に死亡が確認された後でも大丈夫なものもあるが、問題になっている臓器の多くは「脳死」と言う段階で臓器を摘出しなければならないため、関係する家族にとっては非常に複雑な心境になるのは当然の話なのだが、何となく「善意の強要」と言った感じがしてならないのだが・・・・。
臓器の提供を受けられず子供を失った家族の話などが報道されているが、その話の内容は「法律の不備」を責める内容が殆どで、法律が整備されれば問題が解決するような考えを持っているように感じてならないのだが、いくら法律が整備されたとしても、臓器を提供する側が「イヤだ!」と言ってしまえばそれまでなのである。
要するに、臓器の提供は「提供する側の善意」に頼らなければならないことを理解するべきで、臓器を提供する側の善意に「どうこたえるか」と言うことを最優先に考えるべきではないだろうか。
自分たちの希望ばかりを前面に押し出していては解決しないであろう問題をどう解決するか・・・・、難しい問題である。

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