へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

笑う(喜ぶ)人がいれば、泣く(困る)人もいるのだが・・・・

2009年10月09日 03時33分33秒 | Weblog
民主党が財源確保のために補正予算の洗い直しをしているが、当然の事ではあるが「笑う人と泣く人」が出てくるのだが、総体的に見ると「プラスマイナスゼロ」ではあるのだが、個々の問題で見てゆくと少し事情は違ってくる。
自民党がやろうが民主党がやろうが、税収は同じなのだから「予算の総額は同じ」なので、景気対策の面から見れば「プラスマイナスゼロ」なのだが、こと「選挙対策」と言う面では「大きなプラスになる」であろう。
補正予算を見直したことにより得られた財源だが、財源を取り上げる事によって失われる票より、その財源を振り向ける事によって得られる票の方が圧倒的に多いと読んでいるのである。
単純な表現になってしまうが、月に260万円の財源を与えたとしても、相手が一人であれば一票にしかならないが、子供手当てとして月に2万6千円ずつばらまけば100票にもなるのである。
これが商売であれば「客の数と一人当たりの売り上げ」と、どちらも重要な要素となるのだが、選挙の場合は「票の数」だけが問題になり、それ以外はどうでも?よい事になってしまう。
その代表的な例が「高速道路の無料化」である。
高速道路が無料化されることにより、一般ドライバーは恩恵を受けるだろうが、その結果として、フェリーや鉄道、運送業界などが被害を被るのだが、票の数から見れば一般ドライバーの方が圧倒的に数が多いのであるが、このことは別な見方をすれば「弱い物いじめ」だと思うのだが・・・・。
日本は民主主義国家だと言われているのだが、民主主義の本場アメリカでは「民主主義とは、相手の話をよく聞くことだ」と言われているのだが、日本では「数が多い方が正義」と言うような風潮が強く、「始めに数ありき」と言う事になりがちだが、これは言い方を変えれば「数の暴力」にも成りかねないのだが・・・・。
十分な話し合いをしても決まらず、全員の合意の上での多数決であれば問題は無いのだろうが、「始めに数ありき」では困った物である。
さて、世論調査によると「高速道路の無料化に反対する人が半数以上いる」と言う事実を、民主党はどう考えているのだろうか。
この問題は民主党にとって「痛し痒し」と言ったところではないだろうか。
「世論の反対が多いから」と言う理由で取り止めにすることは「自分たちの主張が間違っていたと言う事を認める」と言う事にもなりかねず、「面子がつぶれるので追いそれと受け入れられない」と言ったところではないだろうか・・・・。
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