へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

ナントもおかしな話です

2012年02月13日 18時33分59秒 | Weblog
今日テレビで放送されていた中で、エ?!!、と思うような部分があった。

それは、「寄付をした分を確定申告すると税金が戻ってくる」と言う内容である。

以前から確定申告をすればお金が戻ってくるのは知っていたが、その金額を見て驚きである。

収入や家族構成によってその金額に違いはあるだろうが、その一例として、年収500万の人が1万円寄付した場合のことが出ていた。

私は「多くても数百円程度」と考えたのだが、その金額を聞いてビックリである。

その金額はナント「8千円」だと言うのだ。

1万円寄付して8千円戻ってくれば、実質的な寄付金額は「2千円」にしかならない。

しかしである。

実質的には2千円の寄付にしかならないにもかかわらず、寄付した本人は「1万円寄付した」と思っているのだから困ったものである。

確かに、寄付金の1万円は被災者のもとに送られるだろうが、国や自治体には8千円もの「税負担増」を強いているのである。

少しでも寄付をする人を増やす目的で作られた制度らしいのだが、これでは「本末転倒」ではないだろうか。

しかも、この恩恵を受けられる人は「寄付をした金額の証明」が出来る人だけで、匿名はもとより、街頭募金や店頭などに置かれた募金箱に寄付した人は対象にはならないのである。

2千円の寄付で1万円寄付した気分になれる。

ナントもおかしな話ではないだろうか・・・・。

私もいくばくかの金額を寄付しているが、証明するものは何もない。

これからも確定申告で還付を受ける気などないので、証明するものなどもらう気はない毛頭ないのだが・・・・。

私の父は生前かなりの金額を日本赤十字に寄付をしていたのだが、その動機は余り褒められたものではないだろう。

父が寄付をした目的は「日赤からの感謝状」をもらうことで、感謝状は額に入れ、人の目に付くところへ飾っていて、よく自慢していたものである。

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