へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

日本人はダボハゼと同じ?

2009年06月20日 03時25分42秒 | Weblog
以前にも同じようなことを書いているのだが、「ダボハゼ」と言う名の付いた固有の魚がいるわけではないが、私が子供の頃は、池や沼などにいる5センチほどのハゼを「ダボハゼ」と言っていた。
この魚、全くと言ってよいほど警戒心が無く、人が近寄っても逃げようとはせず、目の前にエサを下ろすと直ぐに飛びつき、時にはエサが付いていない針にさえ飛びついてくる程で、要するに「何にでも直ぐ飛び付く、馬鹿な魚」を意味する「蔑称」である。
このように書くと「日本人はダボハゼと同じ?」などと言うタイトルに「馬鹿にするな!」と言うお叱りを頂きそうであるが、自民党の支持率と言うより「麻生総理の支持率」の「著しい低下」を見ていると「日本人はダボハゼと同じ」に思えて仕方がないのである。
「先進国の中で最悪」と言われる日本の財政状態を考えれば、「財政の健全化(増税)」は避けて通ることの出来ない重要な問題なのだが、野党どころか、同じ仲間の与党内部からさえ反対されている始末である。
さて、民主党が有権者から見ると「美味しいエサ」を色々と用意して政権を奪おうとしているようであるが、これらの「美味しいエサ」、その裏に「鋭い針」が隠されていることに気が付くべきである。
「無駄を無くして財源に充てる」と言うが、無駄を無くせば「その分雇用の場が減り、景気に悪影響を及ぼす」と言うことには触れられておらず、「高速道路の無料化」にしても「鉄道、海運(フェリー)」に対する悪影響を考えなければいけないばかりか、「維持管理の財源をどうするのか?」と言う問題も起きるのである。
「一度民主党に政権を担わせて見ては・・・・」と言う考えも無いではないが、直ぐに行き詰まるのが分かりきっている状態では非常に危険であろう。
民主党を初めとする野党が前面に押し出している政策の多くは、その昔、与党が「票集めに使った手段」となんら変わる事が無く、その結果が現在の多額の借金(国債、地方債)の元になっていることに気が付くべきで、極度の支持率低下の現状でさえも自民党がその手を使うことが出来ないことが「なによりの証明」である。
以前にも書いているのだが、バブル崩壊までの高度経済成長は「多額の借金に支えられた砂上の楼閣」と言ってもよく、民主党の掲げる政策は「更に借金を増やす政策」と言うしかなく、直ぐに財源不足で行き詰まってしまうだろう。
阿部、福田と、2代続けて総理の職務を放棄して問題になったが、民主党が政権をとったとしても「直ぐに行き詰まる」と言うことは明らかで、その段階で「政権の放棄」などということになれば、その影響は「総理の突然の辞任」などとは比較にならない程の「重大な問題」が残るのである。
美味しいエサに飛びついて「後で痛い思いをする」と言う、ダボハゼの様な愚かな人間にはなりたくないものであるが、本当に痛い思いをするのは「自分たちより後の世代で、自分たちではない」と言うことが「ダボハゼ的人間を増やす根本原因」なのだから厄介なのではあるが・・・・。
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