陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

たらい回し

2006-10-18 21:38:59 | Weblog
意識を失った妊婦さんが、18もの病院をたらい回しにされたあげく、
死亡してしまったとか。

以前から、そのような話は多く聞きますが、
最近では特に産科や小児科の医師不足が問題になっていて、
救急の場合など、かなり深刻な事態に陥ることも少なくないようです。

僕も同じようなことを経験した事があります。
その時は、たらい回し以前の話だったのですが。
単独事故で、周りにいた友達が救急車を呼んでくれたのですが、
近くに救急病院が無いからと、搬送自体を拒まれました。
それなら、救急車が来てくれた意味も無いですよね?
お陰で、ようやく辿り着いた病院で、
もうちょっとで手遅れになるところだったぞと言われてしまいました。
友人でも、足の複雑骨折で救急病院で追い返された経験をした人間もいます。

先日のNHK「これから」という番組でも、日本の医療の実態を現役医師が訴えていました。
それに対して、厚生労働省の事務次官のコメントは、あまりにも歯切れの悪いものでした。
結局、現場を知らない人間が日本の医療を取り仕切っているのですから、
日本の医療改革など、悪い方向にしか行かないのでしょうね。

日本は、人口に対する医師の割合が非常に少ないのです。
しかも、都市部と地方の医療格差も進んでいます。

都市部で治る病気も、地方では治らない。
お金のある人は治療が受けられるが、お金の無い人は治療も受けられない。
都市部には医師がいるが(あくまでも、地方に比べて)、地方にはいない。
こんな格差はいりません。
また、病院における窓口料金も、世界一高いそうです。

日本では保健証一枚あれば誰でも平等に治療を受けられる。
それは世界一素晴らしいシステムですよ。
事務次官は、そう強調していましたが、
果たしてそうなのでしょうか?
どこか間違っているような気がしてなりません。
今の世の中、保険証さえ持てない人間はいっぱいいるのですよ。

そう言えば、餓死者が出ている現実を全く知らず、
そんなことが今の日本で有る訳無いでしょう。とコメントしている政治評論家がいました。

今の日本は、安心して暮らせる国ではなくなってしまいました。
医療費削減、福祉費の削減をする前に、もっともっと減らせる所は、
沢山ありますよね?
日本の政治家さん。。。









最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
情報 (NaNaのとうさん)
2006-10-19 21:14:24
アクビさん達からの情報で

9/20報道ステーションで脳脊髄液減少症を取り上げるそうです。

Unknown (gonzo)
2006-10-19 21:25:19
NaNaのとうさん、情報有難う御座います。



どのような内容になるのでしょうか。

期待して観てみましょう。

コメントを投稿