陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

付け足し

2007-10-23 23:45:10 | 白内障
白内障初診から手術に至るまで、もう少し簡単に付け足しておきましょう。

僕の場合、まず初診で手術をすることが決まった。
手術時期は、初診の日から2ヶ月先。
初診での検査は簡単なもので、検査、医師との話しなどを含めて20分ほどだった。
まず、視力検査、眼底検査、眼圧検査、
そして医師(機械を使って)の診察となる。

初診から手術を待つ2ヶ月の間に、2回の通院がある。
まず一回目は診察に加え、入れる眼内レンズのピントや度数を相談して決める。
普通は、若年者なら遠く、年配者なら近くという具合にピントが決められるようだ。
しかしこれは、
その人の日常生活や仕事の内容などによっても変えたほうがいい時もあるようなので、
医師とよく相談して決められたい。
いずれにしても、術後は眼鏡を使用するようになるだろう。
眼内レンズには、単焦点レンズの他に多焦点レンズもあるようだが、
こちらは保険適用になっていないらしく、
単焦点レンズに比べてすっきりとした視界も得られないようだ。

2回目の検査は、眼科の診察に加え、内科の検査、診察を受ける。
血液検査や胸部レントゲン、心電図、尿といった簡単なものなので、すぐに終わる。
これは当然、手術に妨げとなる他の病気がないかどうかといった検査だろう。
(梅毒、肝炎、HIV検査も含まれる)
糖尿病などがあると、手術ができないといったこともあるようだ。
僕は血圧が高く、上が150~170、下が100~120といった数値が出たので、
血圧の薬を処方された(朝だけ)。
結局これは、今後も飲み続けましょうという結果になった。
血圧は、首を痛めてから急激に上がったもので、それ以前は普通の数値だった。

そして何も問題が無ければ、無事に手術を迎えることになる。
今回僕が受けた手術法は、超音波乳化吸引術及び眼内レンズ挿入術というものになる。
手術前の診察では当然、
手術に伴う合併症やリスクに対して書かれた書類などを渡されて同意書にサインするが、
この手術は99%安全と言われている。
眼の様々な機能が弱っている人や、他の病気などを抱えていると、
他の手術法を取られることもあるようだが。
手術時間は大体30分~40分と書いたが、
これは病室を出てから帰ってくるまでの時間なので、
実際は15分から20分位のものだろう。
局所麻酔と書いたのも、これは点眼による麻酔なので、安心していただきたい。
多少痛かったと感じたのも、眼を触る感覚がはっきりと分かるので、
不安感もあってそう感じたのかもしれない。
手術に望む際は、体の力を抜いてリラックスしていきましょう。
(これがなかなか難しいのだが)
術中は時々、上を見てくださいとか、下を見てくださいといった指示が出るので、
それに従うくらいで、頭や顔は絶対に動かさないようにしよう。

さて、病院選びだが、
やはりある程度評判(他の病院や患者さんから)のある病院から選ぶべきだろう。
そして今回僕は、入院手術の病院を選んだが、
これはやはり日帰り手術よりも安心できるという点からだ。
術後すぐに、片目しか見えない状態で自分からわざわざ人混みの中に出たり、
遠い道のりを自宅まで帰るといったリスクを負う必要もないだろう。
日帰り手術とは言え、翌日朝には通院しなければならないし、
二日後、三日後にも通院しなければならない。
前述したように、検査で使用する目薬で瞳孔が開いた状態になるので、
(片目が健康ならそちらには点眼しないが、いずれにしろ手術した眼は眼帯を当てるし)
通院にはタクシーを利用するか、家族などに頼んで送り迎えをしてもらうようになる。
日帰り手術でも、5万円前後の費用が掛かるようだし、
タクシーを使ったり人の手を煩わせることを考えれば、
入院したとしてもさほどの差額は出ないことになる。
そして例えば両眼を手術する場合、
日帰り手術では、今回の僕のように二日おいただけで手術をすることはないと思う。
最低1週間は間が開くようだ。
安心して動けるようになるまでにも返って時間が掛かるというものだ。
入院に際しては、今まで眼鏡を使用していなかった人でも、
素通しの眼鏡や、色の薄いサングラスを用意しておこう。
これは勿論、術後の眼を保護する為の物だ(ぶつけたりしない為にも)。
あとはそうですね、やはり暑い時季の手術は避けたほうが賢明かと思われます。
汗などが眼に入ったりすると、感染症などの危険性もありますし、
暑い時季に顔や髪が洗えないのは気持ち悪いですしね。

さて、自分の目が白内障ではないかとお悩みの方、
少しは参考になったでしょうか?
ほんの10数年前では白内障の手術は、
医者にとっても患者にとっても大変なものだったようです。
しかし眼内レンズの登場によって、目覚しい進歩を遂げているようです。
今後の僕の経過に、どのようなことがあるかはまだ分かりませんが、
手術を受けて本当に良かったと思っています。

















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