陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

釣り場であったホントに怖い話

2006-03-19 00:08:56 | 釣り場であったホントに怖い話
釣り人、海岸で漂流死体を発見。
良く聞く話ですね。

これは僕が釣りに行った時の話ではないのですが・・・
仕事で潜りをやっていた時がありました。
潜り、あるいは水中土方、この仕事をしている人は誇りをもって
そう言います。
決してダイバーとは言いません。それは次の機会に譲るとして・・・

東京湾のある岸壁、投げ釣りの人や、スズキ狙いのルアーマンが多い
場所での話しです。
大型船の着く岸壁では時々、海底に障害物など無いか調査をします。
ソナー(魚探と同じ様なもの)で海底を調べると、何かしら突起状の物が
画面に写る事があるんですね。
そこからは潜りの仕事です。
潜って調べてほしいと依頼があります。
そこに何があるか?皆さん分かりますか?

車なんです
さあ、そこから警察に連絡し、クレーンを手配し、
いよいよ引き揚げ作業にかかります。
その日は大漁?で、数時間の間に3台もの車を発見しました。
3台とも無事に引き揚げ、そこから警察の現場検証です。
その時、僕は見てしまいました。
1台目の車のドアを警察官が開けた瞬間、そこから出てきたものは・・・

ゴロン、と音がした方を見るとそこにはなんと頭骸骨が転がっていました。
もちろん他の車にもちゃんと白骨体と化したドライバーが眠っていました。
3台ともフロントガラスが割れています。
警察官の話では猛スピードで海に突っ込む時、岸壁にある車止めに当たった瞬間
ハンドルに胸を強打し、さらに頭からフロントガラスに突っ込むのではないか、
だから、おそらくその時点で気を失っているか、死んでいるのではないか、
という事でした。
車の状態や遺体の状態から、おそらく数年は海底に沈んでいた様です。
何故、この時に限って3台もの車が見つかったのでしょう?
何か寂しいものを感じながら、僕らは車を走らせました。

釣り人の皆さん・・・あなたの根掛かりした糸の先には
時に針に、まるで髪の毛の様な物が絡んでくる事がありますが、
それは、あなたへの何かのメッセージかも知れません。
夜の単独行は控えたほうがいいかも。
くれぐれも注意を




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