一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

暑い日こそカレー、のはずが・・・

2005-07-27 | 飲んだり食べたり
東京都心で最高気温35.6度だったそうですが、日差しは強かったものの、風もあり、湿度も低かったので気温の割には日陰を歩けばまあましだったかな、という感じでした。


こういう暑い日はやはりカレーだろう、ということで昼食はカレー専門店へ。

行ったのはメニューは「インドカリー」単品(大盛りもしてくれない)だけ。
しかもむちゃくちゃ辛いうえにシャビシャビのルーがとても熱いので、食べるのは難行苦行の店。

ただこの手のキワモノは、月に1度くらいは食べてみてもいいかというマゾヒスティックな欲求を刺激するので、オフィス街にあることもあって十分繁盛してました。

しかし人気をあてこんでか度重なる値上げをして、数年前に1200円になったあたりからは足が遠のいてました。
また、最近本格的なカレー店(「インド・パキスタン料理」と国連が聞いたら涙を流しそうな名乗り方ですが、ヒンドゥー・イスラム双方にとって異教徒の地なので仲良く出来るのでしょうか?)がオープンしたり、昼食時にワゴン車で売りに来るカレーショップが増えたりと、充実したカレーライフ(?)をおくれる環境が整ってきたこともあります。
(中にはこのようなハズレもありますが)


今日は日差しが強かったせいか、かれこれ1年ぶりに件の店で難行苦行をしてみよう、というマゾヒスティックな気持ちが起きたのかもしれません(カミュの『異邦人』の逆ですね)


久しぶりに訪れた店でしたが、以前はお約束だった行列もなく、すぐに席につけたあたりから、異変の兆候がありました。

とにかく単品なので注文もなく出てくるカレーを見て、ルーの色が変わっているのにびっくり。
以前は黄色が強かったのが、オレンジっぽくなっている。
実際、味のほうも、パプリカが多めに入っていて、以前の何だかわからないスパイスとガーリックの強烈なルーが、よくある普通の辛口カレー程度になっていました。
もともと具はジャガイモとニンジンとタマネギと煮込んで硬くなった牛肉という何の変哲もないものだったので、全体として特徴のないカレーになってました。

客足が減ったので多少一般向けに味を変えたのかもしれないけど、それは失敗のように思います。

でも、帰り際にレジに「おつりのないようにお願いします」などと張り紙がしてあるあたりをみると、店主は相変わらず強気なのかもしれません。


なんか、同窓会とかですっかり変わってしまった友人を見てしまったような気分・・・


ということで、ちょっと拍子抜けな昼食でした。
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