一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

選択と集中

2004-12-20 | あきなひ
上海に赴任している悪友が一時帰国するというので、仲間内で飲みに行った。

相変わらず元気で、今はゴルフと小姐(シャオチ=要は飲み屋のオネーチャン)に凝っているらしい。
ゴルフは年間80ラウンド。
小姐はオキニを店のNo1にしているくらい投資している。

いかに中国の物価が安いといっても、
ゴルフは本人はメンバーらしいが連れを誘うとワリカンだし(ビジターはそれなりの値段)、ニギリも勝ったり負けたりとけっこう金がかかる。
小姐は飲み代だけでなくいろいろおねだりもされる。(今回もMP3プレーヤー(これは日本で買ったほうが安いらしい!)を2つ(自分用と小姐用)お土産に買っていた)
結局相当(合計数百万)の投資をしているようだ。

なかなか島耕作のようにスマートにはいかないが、本人は「自分の度量を試したい」と投資の醍醐味を語っている。

ちなみに中国の小姐マーケット(そんなのがあるとすれば)では、友人の入り浸っている日本人相手のクラブはAクラスの下からBクラスの上くらいがいるとのこと。
Aの上とか特Aクラスは香港の金持ちがすぐに店から揚げて囲ってしまうらしい。


資本力の差はいかんともしがたいようだ。


これに比べてやはり日本は民主的(というか中国より社会主義的なのかもしれない)、というエピソードがある。


会社に、婚約をドタキャンされたAという男がいた。
やけくそになったAは結婚資金を六本木の高級キャバクラにつぎ込んだ。
結婚資金を使い果たしてもクセになった豪遊がやめられず、キャバクラ通いを続けた。

そのうちAはその店では、いきなりVIPルームへ通され、店長が挨拶にくる、という待遇をされるようになった。
既に総投資額は数百万にのぼっていた。

ある日会社の人間がAに連れられてその店に行くと、


隣で清原が飲んでいた。


1点集中投資をすれば、年収数十倍の人間とタメを張れるという認識を新たにした。


もっとも以前深夜の六本木のラーメン屋で、斜め向かいに清原がいたことがある。
このときの俺の投資額は650円。

<本日の教訓>
集中は覚悟の問題だが、選択は価値判断がからむだけに難しい。

しかし、市場や第三者に評価されない「選択と集中」の方が本人にとっては間違いなく楽しい。
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