一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

080808北京オリンピック開幕

2008-08-08 | よしなしごと
北京オリンピックが無事開幕しました。
開会式の日取りは08年8月8日と中国で縁起のいい「八並び」に合わせたんでしょうか(そういえば開会式の開始も8時でした)。

個人的にも周辺もオリンピック本体についてはあまり盛り上がっていなかったのですが、結局開会式は実況で見ました(まだ入場行進が続いていますがそろそろ飽きてしまいました(笑))。


開会式の演出は映画監督のチャン・イー・モウ氏(そういえばスピルバーグに断られたんでしたよね)。
「中国の世界に誇る発明」というのをテーマに紙、活版印刷、羅針盤などを取り上げて中国をアピールしていました。
社会主義はおくびにも出さず、中国五千年の歴史を中心にしながら国威発揚と世界の調和バランスさせたうえで芸術性豊かに表現していたと思います。
(もっとも活版印刷の活字を浮き出させるところは、漢字の意味がわかるかどうかでウケはかなり違ったんじゃないかと思いますが。)


開会式で表現されていたそれまでの(孔子の時代の)竹管に文字を書いて伝えたことから紙が発明され携帯が容易になったことや活版印刷の普及で情報の伝達が格段に浸炭したことは、今のIT・インターネットの時代と情報管制の問題へ含意があるのかもしれません。

また、羅針盤による鄭和の大航海やその後の現代での宇宙飛行士(2003年の中国の有人宇宙飛行の成功を表しているらしい)は、現在の静止衛星によるGPSと、人工衛星破壊実験の問題などを暗示しているのかもしれません。


考えすぎ?


それはさておき、後半はお得意のワイヤー・アクションが炸裂したのもチャン・イー・モウらしくてよかったです。
地球儀の緯線に沿って(=地面と並行に)人が走る仕掛けはなかなかのものでした(アップで見て初めて緯線のレールからワイヤーで吊り下げられているとわかりました。)。


来週は時間に余裕もありそうなので、オリンピックと高校野球観戦ということになりそうです。


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