開会式 ロケットで雨雲晴らす
(2008年8月9日 9時8分 NHKニュース)
8日夜に行われた北京オリンピックの開会式では、実は雨雲が近づいていたため、気象当局が小型ロケットを発射して雨雲を晴らす措置を講じていたことが明らかになりました。
・・・気象当局は、8日夕方から北京の21か所で雨を降らせやすくするヨウ化銀を装てんした小型ロケット1104発を上空の雨雲に向けて発射したということです。これによって、会場上空に雨雲が到着する前に周辺の地域で人工的に雨を降らせることに成功し、会場上空の雨雲を晴らしたとしています。実際、開会式が行われた時間帯に会場周辺で雨は降りませんでしたが、北京郊外では雨が観測されたほか、中心部でも開会式が終わるやいなや、雨が降り始め、「不思議だ」と首をかしげる住民もいました。
以前から話題になっていましたが、やはり実行したようです。
(小型ロケットというよりは高射砲みたいです。)
これも「人民の勝利」という評価なのでしょうか。
開会式では環境保護についても触れていましたが、このへんはやはり20世紀風の発想ですね。
これに限らず、Speedo社の水着といい、科学技術がどこまでアスリートを支援していいのかというのは、今回のオリンピックで議論されるべき問題なのかもしれません。