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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『シャドウ・ダイバー』

2008-10-31 | よしなしごと
ダイビングの中に、海底の沈没船の中まで入りその船名を特定したり船内に残された様々な品物を引き上げるディープ・レック・ダイビング(Deep Wreck Diving)といジャンルがあります。
しかし、水深の深さに加え、壊れかけて視界も不良な沈没船の中のに入ることは常に危険と隣り合わせで、アメリカで1000万人以上いるというスキューバ・ダイバーのうちでも本格的なレック・ダイバーは2~300人しかいないそうです。

本書は、そうしたレックダイバーのがニュージャージー沖に沈んでいたどこにも記録されていないUボートを発見し、その正体を特定するまでを描いたノン・フィクションです。

著者は関係者への膨大なインタビューから常に危険と隣り合わせのレック・ダイビングの実態、ダイバーたちの人生、そしてUボートの正体を特定するまでの苦闘を鮮やかに描きます。

なにしろ登場する人物が個性的で、特に中心となった2人のダイバーの人生はそれだけでドラマになりそうです。
ダイバーたちは、まずは沈没船がUボートと確認するため、次に安全に内部に潜るため、そして型式や艦名を明らかにするために何を引き揚げればいいかについて図書館から国立公文書館、さらにはドイツやイギリスの研究者からも情報を集めます。
一方でUボートは水深70mという深い場所にあり、しかも内部は狭い上に入り組んでいてしかも損傷しているため、船内での探索活動には時間の制限があるうえに危険が伴います。
それでもダイバーたちは、苦難のうえ、ついにUボートの艦名を特定し、その証拠を引き揚げます。


僕は昔ダイビングを少しかじったことがあり、また子供の頃第二次世界大戦関係は(当時のプラモデルブームなどもあり)いろいろ本を読んでいたこともあり、ツボにはまってしまい上下二巻を一気に読んでしまいました。
でも、ダイビングやUボートに興味がない人でも十二分に楽しめる、人間ドラマと海洋サスペンスと戦記物を足し合わせた魅力がある本だと思います。

お勧めです。



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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (やまおか)
2008-10-31 16:28:15
おもしろそうですね~
読んでみます。♪
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水中溶接 (go2c)
2008-11-01 23:41:33
やまおかさん、コメントありがとうございます。
この本の主人公の一人、ジョン・チャタトンは、まさにやまおかさんがご紹介されている溶接作業などの水中建設作業が本業の職業ダイバーだそうです。

水中での溶接作業というのがイメージがわかなかったのですが、実際に火花が散るんですね。
最初の点火はどうやってやるのでしょうか?
素人には水中で溶接ができること自体が不思議です。


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水中溶接 (やまおか)
2008-11-02 00:18:36
アーク溶接です。
ウィキペギア アーク溶接 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%BA%B6%E6%8E%A5#.E3.82.A2.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.81.A8.E9.9B.BB.E6.B0.97
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Re:水中溶接 (go2c)
2008-11-02 11:27:41
やまおかさん
ありがとうございます。
火をつけるのでなく放電させるのですね。
それ以上の理屈はよくわからなかったのですが(水中で放電させたら感電しやしないかなどとも思ったりして(笑))
電極間の電位差が大きければ大丈夫とか電力量の関係とかあるんでしょうかね。


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Unknown (やまおか)
2008-11-02 17:39:00
感電はしますが ビリビリ身体に感じる程度です。エンジンウェルダーの直流を使用します。交流だと死ねます。・・・w
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Unknown (やまおか)
2008-11-02 20:27:11
ps・シャドウ・ダイバー・上・下巻
   買っちゃいました。♪
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感電! (go2c)
2008-11-03 09:37:14
やまおかさん

貴重な経験談ありがとうございます!
感電しながらの作業なんですね(驚)

やまおかさんなら『シャドウ・ダイバー』をより深く楽メルト思います。
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