一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「出産回転率」という発想

2012-01-22 | よしなしごと
あべのハルカスの隣にある「Q's MALL」に寄ったところ、渋谷の109ゾーンを設けるなどの店舗構成もあって、若い人中心にかなりの人手でした。

印象的だったのが、エレベーターに乗ったときヤンママが3人(うちヒョウ柄1名)と唇にピアス3つくらいつけて双子用のベビーカーを押したパパ1名が子供を総勢7人連れて乗り込んできたこと。

少子化問題どこ吹く風、という感じです。

僕の周りでも子供が3人以上いる家族というのもけっこういて、子供いなかったり一人っ子の世帯と二極化しているように感じますし、晩婚化と言われていますが、若くて結婚する人もけっこう多いです。


少子化問題といえば、出生数や合計特殊出生率を云々しますが、ここで「回転率」という概念も考えてみるべきではないでしょうか?

たとえば女性が子供を生む平均年齢が5歳若返ると人口の再生産のサイクルがその分短くなります。
企業活動だと在庫回転率や総資本回転率は重要な指標なのですが、人口政策ではあまり議論されていないように思います(僕が知らないだけかもしれませんが)。
「出産 回転率」で検索するとほとんど畜産関係のサイトしかヒットしないのですが(「分娩回転率」というのが正しい用語のようです)、生産増には意味のある指標ということでしょう。
(ところで「生む機械」発言で辞任した大臣がいましたが、ここで言いたいのは出生数に有意な変化を与える要因という意味で言っているので、畜産と同視しているわけではないので為念)


一定のライフスタイルを押し付けることには反発もあるかもしれませんが、人口増加が国家的な課題であるならば、それに対するインセンティブをつけるというのも一つの方策だと思います。
若年出産に対する補助を厚くするのは、一般に若い方が所得が低いという点からも正当化されるように思うのですが。
コメント
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