家族ぐるみでネタにされてしまうと、この道の先達である清水健太郎もおちおちしていられないでしょう。
逮捕回数もあと1つに迫られてるし。
エスカレーターに穴 女性挟まれ足指切断 JR川崎駅
(2007年8月14日(火)05:16 産経新聞)
川崎市川崎区のJR川崎駅構内で12日午後9時55分ごろ、同市中原区の女性会社員(27)が、エスカレーターの破損した立て板部分に左足を挟まれ、親指を先端から1・5センチ切断し、全治約2週間のけがを負った。川崎署は業務上過失傷害の疑いで、エスカレーターを管理する川崎市などから事情を聴いている。
調べでは、事故があったのは東西自由通路東側の上りエスカレーター。エスカレーターのアルミ製の立て板部分に縦約12センチ、横約7・5センチの穴が開いていた。女性はサンダルを履いており、気付かずに左足を穴に入れていたという。エスカレーターは女性が指を切断した後に緊急停止した。
昨日の朝の民放のニュース番組はこれで持ちきりでした。
ただ、直感的には、立て板部分に穴が開いていた(写真を見るとぎざぎざの部分が取れていた)だけで指が切断されるのだろうか、特にエスカレーターのステップは徐々にせりあがってくるので、よほど最初から指先を突っ込んだまま気がつかないというのでないと「切断」まではいかないような気がしました。
一方で
破損エスカレーターに挟まれ足にけが JR川崎駅
(2007年08月13日20時25分 朝日新聞)
では
女性はつめと皮膚の一部がはがれる2週間のけが。
とあります。
「先端1.5cm切断」で「全治2週間」というのは、足の指の先の部分の肉が切れただけで骨まで切断したわけではないのではないでしょうか。
1.5cmというのも「先端から奥行き」なのか「傷の断面」なのかもわかりませんね。
(傷の断面であれば、昔私は左手の親指の先端1cm弱をカッターナイフでそいでしまったことがあります)
エスカレーターが川崎市の施設だったことや、事故の連絡体制が不十分だったこともあり大きな問題になっていますが、そもそも怪我をした人に不注意はなかったのでしょうか。
もともと靴の先端が薄くて柔らかい素材だったり、パンツの裾をひきずっていたりすれば、普通のエスカレーターでも引き込まれる可能性はあります。
また、ステップの端や奥の方につま先を押し付けるようにして乗ればやはり引き込まれるリスクは高まります。
あくまで憶測なのですが、今回板が破損していたとはいえ、写真を見る限り外側に出っ張っていたわけではないので、被害者が立て板にぴったりつくくらいつま先を入れないと引き込まれないのではないかと思います。
そしてそれは一般的に危険な行為なのではないでしょうか。
少なくとも毎日何万人も利用している中でいままで事故が起きていなかったということは、使用方法に何らかの問題(または不幸な偶然?)があったのでは、と考えるのもあながち的外れでないように思います。
「足の指切断」というキーワードがあったのでセンセーショナルに報道しやすかったのかもしれませんが、市なりエスカレーター会社の落ち度を一方的に責めるのが本当に本件の評価として正確なのでしょうか。
もしそうだとすれば(最近はデザイン性を重視しているのかあまり見かけませんが)エスカレーターのステップは縁を黄色い太線で囲い、「エスカレーターは危険な乗り物です、特に黄色い戦の内側に足を置かないと非常に危険です」というような掲示をするとともにアナウンスを常に流していないといけないということになります(「ステップに巻き込まれないようにご注意ください」というアナウンスを流しているエスカレーターもありますね)。
週末買い物に行った時に、ベビーカーごと危なっかしくエスカレーターに乗っている親を見たのでそう思うのかも知れませんが、「猫を入れてはいけない」と電子レンジの注意書きに書くアメリカ流がすべてにおいて必要になるようなご時勢になったのかもしれません。
それとも、私が知らないだけで、実はエスカレーターは構造的に危険な乗り物だったのでしょうか・・・
(以下、こらえきれずに追記)
そう考えると、世の中には至るところに危険が潜んでいるのかもしれません。
これがホントの「ユビキタス」?
「美しい国」馬鹿にされた気がする 自民候補が首相批判
(2007年7月16日(月)22:40 朝日新聞)
参院選高知選挙区(改選数1)で3選をめざす自民党現職の田村公平氏(60)=津島派=が16日、高知市内で開いた演説会で、安倍首相が掲げるスローガン「美しい国」について「意味がよく分からない。高知は明日の飯をどうやって食うかという追いつめられた状況にある。絵に描いた『美しい国、日本』で応援に来られて適当なことばかり言われたら、馬鹿にされたような気がする」と痛烈に批判した。
文句言うなら公認を受ける前に云うべきだと思います。
「高知は明日の飯をどうやって食うかという追いつめられた状況にある」のなら、こういう人を選んではいけないと思いますが(追い詰められているのはこの候補者ではないかと)。
領収書、非公表変えず=赤城農水相、左顔面にガーゼ
(2007年7月17日(火)11:20 時事通信)
これ自体はどうでもいいのですが、この記事のページの下のほうに
▼スポンサーリンク
ミートホープが自己破産申請 疑問の声も
(2007年7月17日(火)19:32 朝日新聞)
食肉加工卸会社ミートホープ(田中稔社長)による偽装牛ミンチ事件に絡み、同社は17日、札幌地裁苫小牧支部に自己破産を申請した。信用調査会社によると、負債総額は約6億7000万円とされる。ただ、ホープ社の元幹部は「過去にも税金を払わなくて済むように会計操作をしていた疑いがあり、額面通りには受け取れない」と指摘する。
今となっては他の肉という食べられるもので偽装した、という点では中国のダンボール入り肉マンよりはまし、という評価すら受けかねないミートホープです。
「疑問の声」「額面どおりには受け取れない」とありますが、破産管財人の目を盗んでも資産隠しをできる、とふんでいるのでしょうか。もしそうだとしても、それ以上はいかんともしがたいというのも事実であります。
任意整理とか民事再生(この場合は無理かもしれませんが)よりはずっとまともだと思います。
なんかよくわからない記事。
「ゲド」無料解説本110万部、全国書店で6日から配布
(2007年6月1日(金)22:12 読売新聞)
アニメーション映画「ゲド戦記」や原作小説の魅力を紹介する、文庫サイズのフリーペーパー「ゲドを読む。」が製作された。
6日から、全国の書店などで計110万部が無料配布される。昨年大ヒットした(1)映画のDVDが7月4日に発売されるのに合わせた企画で、新しいキャンペーンとしても注目される。
「ゲドを読む。」は208ページ。多摩美術大教授、中沢新一さんの解説(2)や元文化庁長官、河合隼雄さん(3)の「ゲド戦記論」など充実。コピーライターの糸井重里さんがプロデュース(2)し、映画を製作したスタジオジブリと小説を発行した岩波書店の編集協力で、DVDを発売するブエナビスタホームエンターテイメントが発行する。
いろいろ言いたくなる記事ですねw
(1) 大ヒットしたんでしたっけ?私は見ていないのですが、キャンペーンはすごかった割には評判はよろしくなかったような・・・今回もその轍を踏むのでしょうか。
逆に映画の興行収入で回収できなかった分をセルDVDで回収しようという魂胆なのかもしれません
(2) こういうメンバーをそろえようというのは、企画した人は僕と同年代なのかしら・・・
(3) 昨年、脳梗塞で倒れられてから病状・予後はどうなんでしょうか?いずれにしろ書き下ろしでなく原作小説についての評論なんでしょう
なんか客寄せになるものなら何でも、という企画側の意図が透けて見えていやですね(もともと映画の『ゲド戦記』も内容以前に宮崎JR.が監督をした、ということ自体が話題でしたね)。
プロモーションとしてはある意味王道なのかもしれませんが、人の道としてはちょいとはずれているような感じがします。
だから、「ゲド(外道)戦記」、というわけでもないでしょう・・・
1区は外国人留学生起用を禁止 全国高校駅伝、来年から
(2007年5月22日(火)20:15 共同通信)
全国高等学校体育連盟は22日の評議員会で、京都市で行われる全国高校駅伝で最長区間の1区(男子10キロ、女子6キロ)に外国人留学生の起用を禁止することを決めた。終盤まで競り合いを続けるための措置で、来年12月の大会から適用する。走力に勝るケニア出身留学生が1区で他チームを引き離す展開が目立ち、関係者や一般ファンから苦情などが寄せられて「1区を除く区間で1人」に変更した。
「終盤まで競り合いを続けるため」って、高校駅伝ってショウビジネスだったんでしょうか。
朝のテレビでやってました。
そこでは、「県外からの生徒はどうする」(教師)とか「日本人がケニア人に勝てないと決め付けられているようで不愉快だ」(生徒、えらいぞ!)という声があったそうですが、国籍で区別する意味ってなんなんでしょうかねぇ・・・
あまり言い出すと、ケニア人の親を持つ日本人生徒はどうだ、とか養子に迎えるのはどうだ、とかいう話になっちゃいますよね。
細かい勝負にこだわるところのほうが問題なのではないかと思いますけど。
日本は太古から純血主義でやってきたわけじゃないですし(さらに縄文時代まで遡れば「日本人って何だ?」です)、 渡来人とか御用外国人の話を持ち出すまでもなく、第一回「国民栄誉賞」の受賞者は台湾国籍の王貞治氏に授与した国なんですから・・・
昭和天皇「拝聴録」の存在浮上 卜部日記に記載
(2007年5月2日(水)08:01 朝日新聞)
卜部(うらべ)亮吾元侍従の日記と富田朝彦元宮内庁長官のメモが相次いで明らかになったが、その中で入江相政元侍従長が昭和天皇から聞き取った「拝聴録」の所在が浮かび上がってきた。宮内庁は情報公開請求に対して拝聴録は「存在しない」としてきたが、卜部元侍従の日記には、88年に所在がいったん確認された後に行方不明となり、01年になって再発見されたことが記されていた。公開されれば昭和史の超一級史料となるだけに、宮内庁の対応をめぐって論議を呼びそうだ。
(中略)
しかし宮内庁は、これまでの情報公開請求に対し「存在しない」と回答。非公開処分を不服とする審査の過程では「天皇の私物として仮に存在するとしても、(情報公開法対象の)行政文書にはあたらない」と説明している。
朝日新聞のスクープのようで、他紙は追随していませんね。
「昭和史の超一級資料」というのは天皇の言葉だから、という意味ではわかりますが、歴史を検証するにあたっては、本人のコメントだけを信じるのがいいのかどうか、あまり資料の希少性を強調しすぎると、結局「天皇のお言葉」を信じるということを繰り返してしまうことになりゃしませんでしょうか・・・
(実は朝日新聞は天皇が好きなのかもしれませんね)
ところで、これ、公文書でないとすると、入江侍従長の公務員としての守秘義務違反を問う、ということになるのでしょうかね。
または、昭和天皇の私文書だとすると、公開は相続人(天皇の「私有財産」の「相続」という概念があるのかどうかわかりませんが)の意思で可能になるのでしょうか。