マイク・バーフィールド文、ジェス・ブラッドリー 絵、『ようこそ!おしゃべり歴史博物館』(すばる舎)も1月に刊行される。
https://www.subarusya.jp/book/b617434.html
本日は本書から一部紹介する。
Hey! It’s around 1330. I’m a katana ― a super-sharp, super-scary, shiny, steel Samurai sword.
誰(たれ)かある! 元徳2年★、拙者は刀。鋭く、見る者を著しくおびえさせる、鋼の光り輝く武士の剣(つるぎ)なり。(★鎌倉時代、1330年なり。)
YOU FORGOT TO MENTION ME!
短刀のあたしは紹介してくれないのかい。
Samurai are warriors who serve Japan’s ruler.
侍は日本の支配者である将軍に仕える。
Here’s my owner, all ready for battle.
このお方こそ我が主。準備万端の模様。
I’m a prized weapon made by the top swordsmith ‘Masamune’.
拙者、一流の刀職人「正宗」の手による類稀なる太刀なり。
GO AWAY, PIPSQUEAK!
寄らば斬る!
I’m over 70 centimetres long ― unlike that shrimp down there.
拙者、そこのちび助とは異なり、身の丈1尺8寸(70 cm)ほどなり。
CHARMING! I’M A45-CENTIMETRE-LONG SWORD CALLED A WAKIZASHI.
あら、すてきなこと。どうせあたしは1尺5寸(45 cm)の脇差です。
Our owner takes us both into battles, which is considered a great honour.
われらが殿、拙者もちび助も戦にお連れあそばす。大変名誉なことなり。
Along with a crazy number of other weapons ...
ほかにもよろずの武器を携帯されている…
But, luckily, a Samurai doesn’t just fight.
だが、幸いなることに、侍の仕事は戦のみならず。
He’s also trained himself to feel no pain ...
痛みを感じなきよう、日々修練を怠らず…
OOH, PAPER CUT-NASTY!
紙で指を切りましたね。痛いでしょう?
I FEEL NOTHING ...
拙者は痛みを感じない…
『桐生タイムス』の連載「永遠の英語学習者の仕事録」でロングバージョンが読める。ぜひご覧いただきたい。