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冬季の真砂土舗装

2022-12-08 03:11:24 | うんちく・小ネタ
一般的に土系舗装は気温が5℃以上でと施工条件がつけられています。
「なんで水が凍る0℃ではないのか」「気温5℃もあれば工事の温度としては十分だろう」と思われがちですが、ちょっと違います。
気温と地面の温度差というのが一番説明しやすいかもしれません。施工する環境条件によって違いますが、気温は地表より高い位置での温度なので、気温が3℃~5℃の時、地表は氷点下の0℃になると言われています。気温が7℃あるのに地面の温度は0℃という場合もあります。
昼間施工している時間帯は暖かかったのに、硬化する夜間は気温が急激に下がる内陸部の土系舗装の場合、翌日施工場所を触ってみたら、気温の低下で全然固まってないということも起きます。
つまり、気温が下がり、地表が凍結してしまうと土系舗装は固化反応ができなくなるので、固まらないということも起きます。でも、寒くても期末だから納期を遅らせることはできないため無理やり施工するということが多くなります。その場合、物理的にしっかり締固めをすることで、乗り切る以外ないわけです。
それでも固まるまでに時間はかかりますが、最終的に固まります。
しかし、固まるまでに、雨や雪に降られたら、土系舗装の空隙に水が浸入し凍結融解を繰り返すと、せっかく固めようとしているのに土系舗装が破壊されてしまうかもしれませんね。いわゆる凍害です。固まる前に雨に降られたら、土系舗装の表面が荒れるということも起きてしまいます。
水は不思議なもので、約4℃(厳密には3.98℃)で密度が最大になります。温度が下がって0℃に近づくとともに密度がだんだん小さくなり、個体の氷の密度はさらに一段と小さくなります。つまり4℃以下になると水は膨張して凍る準備を始めます。そして、約0℃になると109%膨張して凍ります。水がないと土系舗装は固まりませんが、この水の膨張が土系舗装にとってやっかいな存在になるわけです。

よって、冬季に真砂土舗装をする場合、いろんな工夫が必要になります。
・出来るだけ暖かい日が続く日を選んで施工する。
・真砂土は水を吸い上げるので、地下水位が高い場合、遮断層を造る。
・真砂土の細粒分を少なくする。
・舗装材は、春~秋に比べて含水比を少なくする(含水比調整)。
・土系舗装の内部に空隙を造らないよう、しっかり転圧をする。
・水の滞留を防ぐために水勾配をとる。
・路盤を設置する場合、路盤材の透水性を高める。
水の流入を防ぐ
水の排水経路を確保する。
・施工後は、ブルーシートなどで覆い、降雨をさける
・降雪が予想される場合、覆土などで凍害対策をする。
等です。真砂土舗装は、環境条件に左右されるので、難しい舗装です。特に冬季施工はさまざまな工夫をして乗り切るしかありません。
■お問い合わせは
ジオサプライ合同会社
広島☎082-299-0681 神戸☎078-843-2561 名古屋☎052-766-6419 福岡☎092-518-3537



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