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古墳と盛土

2016-11-21 12:58:08 | うんちく・小ネタ
高槻市にある「今城塚古墳」は、真の継体大王(聖徳太子の直系の曽祖父)の陵墓といわれています。10年間にわたる発掘調査と7年間に及ぶ整備工事を終え、当時を偲べる古墳としては、日本で一番解り易い唯一の古墳といえるのではないかと思います。
下の1枚目の写真はJR高槻駅の観光案内板を撮影しました。

特に、埴輪祭祀場では、家・盾・武人・動物などの復元埴輪が並んでおり、当時の生活や大王の勢力といったものを感じることができます。

また、ここでは内堤断面展示が行われ、盛土の様子を知ることができる貴重な展示もあります。
公開されている盛土は、上面幅約18m、高さは約2mですが、盛土は、下の方が黒灰色系、上の方が黄灰色系の土を用いて、縁から内側へ敷き均すように盛られています。また、盛土の下には、石敷(石敷遺跡)が発見されています。
この石は、淡路島の洲本市周辺の海岸から運び込まれた特別な石だと言われています。
石敷の目的は地盤を固める下地の役割かと思いましたが、そうではなくて、土地を鎮めるまつりの跡と考えられています。

土塁の構造も、黒い土と黄色い土が交互に積み上げられ、丈夫で崩れないようなものにしますが、古墳も同じように計画的に積み上げられていることがわかります。
現在では、盛土には固化材を入れて固めることが出来ますが、当時の創意工夫の土木技術を知ると、驚異でしかありません。
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