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土系舗装の構造

2023-12-04 01:22:53 | うんちく・小ネタ

土系舗装にとって重要なのは、水のコントロールです。

ジオベスト土系舗装は透水性舗装なので、表層に降った多くの雨が地中に流れます。下地が透水性のある路盤や路床なら浸透すると考えますが、梅雨期など大量の雨が降ったら地中に浸透した水は飽和状態になります。特に下の写真のように左側はコンクリートの境界ブロックがあると。河川側に水を排水させるか、地中に排水パイプを設置して河川側に流すルートを設ける以外に方法はありません。

水のコントロールができなかったら、地中に溜まった水は土系舗装の空隙に水が溜まり、硬化不良となり、ひび割れやクラック、凍結で不具合が生じることがあります。よって、ここの場合、下の図のように河川の法面側に排水を行っています。木枠はあくまで仮りの木枠の設置なので、取り除くことで土系舗装に浸透した水は河川側に流すことができます。そして、法面の強化のためには、法面緑化等の対策がとられています。もしくは法面に水を流さないように土系舗装と法面の間に排水溝を設置して土系舗装に透水した水を集める方法のどちらかになります。下図の水勾配は、方向性を示しているだけで、水勾配=路盤の傾きなので、路盤には、平坦性と1.5~2.0%の勾配が必要になります。水のコントロールは勾配も含めて、土系舗装にとって重要な要素です。

つまり、土系舗装を計画する場合、景観性や歩きやすさだけでなく、透水性舗装ならではの検討が必要ということになります。土系舗装を計画されている場合、事前調査が必要ですので、お気軽にご相談ください。

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