土壌の専門家には、酸化マグネシウムが土舗装や土壌固化、土壌改良に適していることは良く知られています。しかし、一般的には明確に知られているわけではありません。そこで、今回は、詳しくご説明したいと思います。
よく無機系固化材と書かれているものがあります。無機系とはいったいなんでしょう?セメント、石灰、石膏、そして酸化マグネシウムも無機系の固化材の材料です。セメントは、高炉セメント、石灰は生石灰を、石膏は硫酸カルシウムですが、他の固化材と混ぜて使用します。セメント系固化材や生石灰系固化材は、pHが12以上になり、アルカリ公害を引き起こします。石膏と酸化マグネシウムが弱アルカリ性です。しかし、ご存知のように石膏は、水に弱いので大量に使用する必要があります。
こういった固化材の課題を解決しようとして開発されたのが酸化マグネシウム系固化材です。実は酸化マグネシウムは、強アルカリ性です。しかし、酸化剤を入れることで唯一弱アルカリ性になる材料なのです。酸化マグネシウムがいいからといって、そのまま使ったのでは強アルカリ性ですが、生物に支障がないように酸化剤や固化反応を促がす工夫がされているので、弱アルカリ性の酸化マグネシウム系「ジオベスト」がいいわけです。
酸化マグネシウムならなんでもいいってわけではないのです!
特開2002-249774
特許3527477
今日は、ジオベストを使用した土舗装の現場でした。その時の施工写真です。
■ジオベストのお問い合わせは
ジオサプライ合同会社
http://www.geosupply.jp/
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