ジオベスト

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インターロッキングブロックの防草

2017-10-09 02:24:23 | うんちく・小ネタ
インターロッキングブロックから雑草が生えてくるので、ジオベストで何とかなりませんか?といった質問が寄せられています。
問合せが多いので、以前、このブログでも書いておりますが、くわしく説明させていただきます。
インターロッキングブロックの構造は、一般的に下の絵のような構造になっています。
雑草が生えてくるのは、ブロックとブロックの間の目地砂か、敷砂のいずれかに原因があります。雑草が生えてきたら面倒ですね。また、目地砂には、硅砂が使われることが多いのですが、硅砂はサラサラしていて隅々まで詰めることができるメリットがありますが、傾斜のあるところは流れてしまうといった問題も起きています。

では、下の写真の雑草が生えている原因は、目地砂か、敷砂のどちらでしょう。
明らかに敷砂がブロックの下で繋がっているので、敷砂に原因があると考えられます。一般的に敷砂には良質な砂が使用されていると思いますが、砂そのものに防草対策がされてないと、数年もするとこのような雑草が生えてくることがあります。

では、対策はどうすればいいのでしょうか?
実はジオベストは、酸化マグネシウム系土舗装固化材ですが、重金属類の不溶化にも役立っています。フッ素、ホウ素、六価クロム、鉛、シアン、砒素といった汚染土壌を不溶化(汚染物質を少なくすること)もすることができるのと同様に、土の中の養分を不溶化して植物が育ちにくい環境にすることができます。
よくわかる例として、植物が吸収できる「リン」と植物が吸収できない「リン」があることをご存知でしょうか?
つまり、ジオベストは、植物の栄養素を不溶化して雑草の抑止ができるわけです。


では、ジオベストを何%混ぜれば効果が出るのかというと、下の「添加量-不溶化率」のグラフのように10%程度混合することで雑草が生えるのを防ぐことができます。

ジオベストと目地砂である硅砂や敷砂に混合すると、固まるかというとコンクリートのようにカチカチにはなりません。硅砂や敷砂が流れない程度に時間をかけて固まる程度です。
硅砂は、シリカと反応して固まり、固化材の配合量を多くするとカチカチになります。
厚さ3cmの敷砂には、事前にジオベスト10%を混合し、表面を締め固め、レベルを均等にして仕上げます。
ブロックを並べた後、乾燥させた硅砂とジオベスト10%も同様に混合し、目地に入れ、きれいにほうきで掃きます。表面がきれいになったら、目地材が流れないように配慮しながら軽く散水します。散水することで敷砂も目地材も固まっていきます。
下の写真は、ジオベストと硅砂を混ぜて固めたものです。砂ですから透水します。もちろん、敷砂も透水しますので、雨水を地中に浸透させることで雨水の流失を抑制できます。
そのためには、路盤そのものが透水する材料であることが欠かせません。
インターロッキングブロックの雑草防止は、目地砂と敷砂に注意することが大切ということになります。

ちなみに、ジオベスト10%とは、1㎥当り163kgになります。敷砂が3cmの場合、1㎡当り4.89kg
使用する必要があります。ジオベストは20kg入りなので、1袋で約4㎡施工できることになります。
尚、ジオベストの色ですが、天然のものなので真白ではありません。
元々が土舗装用にブレンドされているので、わずかですが、色がついております。
ブレンドの方法で真白にすることは可能です。
色の要望につきましては、すべての方にお応えするという具合にはいきませんが、施工後では遅いので、事前にご確認いただきますよう、お願いします。

下の写真は、オーストリッチレンガを並べて、硅砂とジオベスト10%を混合したものを、ブラシやホウキを使用して目地に入れようとしているところです。

下の写真は、目地に目地材を埋めたところです。

下の写真は散水したところのものです。最初は固化材が流れないように散水は噴霧で。二回目は時間をおいてレンガの表面をきれいにしながら散水をします。インターロッキングブロックも種類はいろいろあり、ブロックの表面に目地材がこびりついて取りにくいケースもありますので、事前にご確認ください.

ジオベストの防草効果については、大阪府の緑豊かな都市環境をつくりながら土砂災害防止を目指す「生駒山系グリーンベルト整備事業」の事例写真でご確認をお願いします。
施工時は真砂土で覆われていましたが、5年7ヶ月経過すると、対策をしたところとそうでないところの差が出ております。

■ジオベストのお問合せは
ジオサプライ合同会社 http://www.geosupply.jp/
広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419 福岡092-518-3537

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古墳と古代人の英知

2017-10-06 03:55:54 | うんちく・小ネタ
岐阜県大垣市にある昼飯大塚古墳は、尋ねてみたかった古墳の中の一つです。筑造は4世紀末とされています。
実は、この古墳に興味を持ったのは、古墳の復元にあたって、古墳の盛土の土壌調査を行い、社寺仏閣などを修復するのと同じように、当時と同じ材質のものや工法を使って復元しようとする取り組みが行なわれたからです。
古墳の調査というと、普通は副葬品の発掘や誰のお墓かということに関心が向くわけですが、それ以上に墳丘をどのように保護・復元するかといった古墳の構造に関するものに調査の重点が置かれたことに興味を惹かれました。
日本には復元された古墳が多くありますが、降雨で盛土が崩れたり、浸食されたところが多いからです。
また、中井正幸著による「昼飯大塚古墳」という書籍も取り寄せ、当時の古代人の古墳築造に関して土木技術の英知も知ることができました。

実は、熊本地震で熊本城の石垣が崩れたところとそうでなかったところがあったのを覚えておられますか?
崩れた石垣を調べたら、加藤清正の石垣は大丈夫で、それ以外のところが崩れたと報道されていました。
また、神戸にある五色塚古墳の葺石も震災で崩落しなかったのは古墳時代の葺石であり、それ以外のところが崩れたと言われており、どちらも当時の土木技術の高さが立証された形になりました。
では、昼飯大塚古墳の墳丘の葺石はどうだったのでしょうか?
調査では、「葺石はみかけよりはるかに丈夫で、検出した葺石の上を素足で歩いてもびくともしなかった」と中井正幸著による「昼飯大塚古墳」の本の中に書かれています。
下の写真は調査時のものではなく、復元された葺石ですが、調査の結果が反映された石積みだろうと推定されます。
当時はこれらの葺石を固定するものはなく、石積みの技術に頼らざるをえなかったわけですが、復元での石の固定には、弊社の土舗装の補強や接着にも使用しているエマルジョンが使用されたようです。
この葺石の一番下の大きな石を基底石と呼んでいますが、後円部と前方部では基底レベルがほぼ水平になっています。高い測量技術があったことがわかります。



後円部の墳頂に上がってみました。
この下には石室が埋まっており、埋葬施設があります。写真からでも昼飯大塚古墳は、三段築成の前方後円墳であることがわかります。
盛土は、地形を利用して墳丘を形成していくのが普通と考えますが、この昼飯大塚古墳は、傾斜した地形をいったん水平にして盛土を積み上げています。
このことは発掘調査で明らかになっており、高度な測量技術と盛土を強固なものにするための土木工事が存在したことを物語っています。

逆に前方部から後円部を見ると下の写真のようになります。現在の葺石の復元は、後円部の一部のみです。
あとは、盛土の修復をした上で、植生を整えた緑の景観になっています。

ところどころに土舗装で整備がされたような跡が見られましたが、古墳公園として整備された癒しの空間になっており、期待通りの古墳公園でした。



ジオベストは、酸化マグネシウムを主成分にした土舗装固化材ですが、こうした遺跡の保存・復元にもお役に立てていただいております。
■ジオベストのお問合せは、
シオサプライ合同会社 http://www.geosupply.jp/
広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419 福岡092-518-3537

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