ジオベスト

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13年経過したジオベスト土系舗装

2023-07-11 03:16:09 | うんちく・小ネタ

下の写真は、2010年3月に、セメントを使わない、酸化マグネシウムを主成分とするジオべストを使用した土系舗装の当時の施工中の写真です。敷き均しの効率を考えてアスファルトフィニッシャを使用しています。

河川敷の護岸工事や土系舗装では、時々強アルカリ排水で魚などの生物が死んでしまうという事故も起きていましたが、酸化マグネシウム系固化材を使用したジオベストは、pH8.0~9.5までの範囲なので、環境への負荷が少なく、環境のことを考えた固化材として土系舗装に採用されています。

下の写真は2014年6月のものです。4年3か月経過した写真になります。舗装そのものに問題はありませんが、河川堤防の法面は土の流失を防ぐために雑草が植えてあり、法面から雑草が伸びてきています。土系舗装の表層に雑草が根を張っているわけではありません。ツル科の植物です。
よって、定期的にこのツル科の植物を刈らないと侵食されてしまいます。

そして、下の写真は、2023年4月に撮影したものです。ちょうど施工から13年が経過したことになります。
この道は自転車通学などで利用されるため、自転車のタイヤの跡がついていますが、舗装そのものには強度などの変化やクラックなどは見られません。
しかし、河川側と反対側のコンクリートの側溝側の土系舗装には、水の滞留による黒っぽいカビが見られます。河川のある側は両勾配で排水されるのに対して、側溝側はコンクリートの壁で排水が阻止されるために水の滞留が起きるためです。土系舗装は、透水性舗装なので、側溝のフチよりやや下側に水抜き穴を何か所か設ければ水の滞留はなくなります。

土系舗装は、どこでも同じ経過をたどるということはありません。環境条件によって変わってきますので、現地調査をした上で施工計画を立てましょう。
特に土系舗装にとって重要なのは水のコントロールです。水の排水を考えて計画を立てれば長く使用することができます。
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もしくはジオサプライのホームページよりお問い合わせください。 

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