ジオベストは国内の大抵の土を固めることが出来ますが、海砂や川砂といった細粒分のほとんどない土の改良効果は低いので、海砂や川砂のみを固めるのは難しいので、土壌そのものの改良が必要です。防草対策として使用するのであれば、雑草の抑制は可能です。
離島に土舗装材を運ぶことは大変な作業です。しかし、ジオベストは土舗装の固化材ですから、固化材のみを島に運べば、現地の土と海の水を混ぜて固めることが出来ますが、大きな改良効果は期待できません。しかし、東南アジア算砂は細粒分がほとんどなく硅砂状ですが、真砂土と同様の強度が発現できました。よって、すべての砂が固まりにくいということではなさそうです。
前例として、小笠原父島から船で20分ほどの無人島「南島」にて、修復作業に現地の土とジオベストと海水が使われたことがあります。水を運ぶのは大変ですから。
また、海砂とジオベストで固めた別の事例(下記の写真)がありますが、海砂と破損した陶器が混在していて、撤去しないと危険だった場所でしたが、5cmの厚さの盛土を行い、転圧と締固めをして、砂山として再利用できるようにしました。現地のきれいな海砂にジオベストを15%と海水を混ぜて固めたものです。これがうまくいったのは、海砂だけではなく、陶器やさまざまな土が混じっていたからと思われます。
国内の海砂や川砂だけをジオベストで固めるのは改良効果が低いので、土の改良(他の土を混合)等の工夫をしてご使用ください。海砂や川砂は透水性を高める上では有効です。
防草だけの目的であれば、養分を不溶化して雑草を抑制するので問題ありません。
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