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土系舗装は透水性舗装

2018-12-10 04:20:18 | うんちく・小ネタ
12月に入り、今年は暖冬かと思ったのも束の間、昨日8日は晴れてはいるものの、急な寒さで時々初雪が舞っていました。
今日も晴れていますが、駐車場は3日前に降った雨が残っており、水溜りを作っていました。
もしも、この場所を土系舗装で固めていたら、どのようになっていたでしょうか?
想像しただけで怖くなります。
土系舗装とは天然の土や砂と、それらの粒子を結合する固化材との混合物なので、空隙のある透水性舗装です。一般的なコンクリートやアスファルトなどの排水性舗装とは大きく異なります。
よって、土系舗装に雨が降ると、一時的に空隙は水で満たされますが、すぐにその水は路盤を通過して下へ下へと浸透していき、土系舗装の空隙には水が溜まりません。しかし、路盤が下の写真のよう透水性のない路盤だとしたら、水は下へ浸透できないので、路盤の上に滞留するか、オーバーフローして表面に溢れてきます。
そして、雪が舞うような氷点下の寒さになれば、空隙に入った水が凍結して膨張(109%の体積膨張)するため、土系舗装は破壊されてしまいます。

一般的なアスファルトやコンクリートは、土系舗装と異なり、空隙率が小さく、ほとんど水を通すことはありませんが、土系舗装は、空隙が大きく透水性があるので、雨水を地下に浸透させる構造にする必要があります。
つまり、路盤に透水性の高いクラッシャランを用いたり、路床との間にフィルター層(砂など)を挟んで透水性を高めます。
もちろん、土系舗装に使用する土や砂もシルト分を極力少なくし、空隙が細粒分で詰まるのを防ぎます。
歩行者のみの歩道であれば、それほど強い支持力を必要としないので、路盤を設置せず、下地転圧だけで済ます方が路盤による不具合は避けられます。

しかし、歩行者だけでなく、自転車も通る場合、水が透水することで路盤の支持力が弱くなるので、下のように透水性のない路盤(再生クラッシャラン)にする場合もあります。
その場合、土系舗装は透水性があるので、表層を浸透した水が路盤上に溜まることになります。
つまり、それを防ぐためには、下のように浸透した水が排水できるような勾配が必要になります。狭い遊歩道などの場合、横勾配で水の滞留は防げるので問題はありませんが、道幅が広いと滞留が避けられません。
また、道幅が狭い場合、水の滞留が防げるとはいっても、縁石ブロックなどで排水口をせき止めるとオーバーフローになり、不具合の要因になります。

路盤の上に水が滞留するということは、土系舗装の空隙に水が入り、凍結膨張する恐れも出てくる確率が高くなるということでもあります。「透水性のない路盤」は、「透水性のある路盤」よりも何倍も排水の注意が必要になります。

土系舗装は、透水性舗装だから、透水した水が滞留しないように水をコントロールする(=排水)ことが、表層の舗装をすること以上に大切です。
土系舗装を予定されている方は施工前にご相談ください。
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