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土系舗装は透水性舗装です。

2024-09-12 01:24:40 | うんちく・小ネタ

「土系舗装は、土と固化材を混ぜて舗装材として使用して舗装するだけなので簡単でしょ?」                                                           って、多くの人に言われます。確かにその通りです。

舗装の中でも一番簡単な舗装というのが土系舗装のイメージだと思います。

そして、その中心になるのが固化材であり、土の粒子と粒子をくっつけて固定化し舗装に仕上げる役割を担っています。つまり、舗装前の元の土は自由に形を変えることができるのに対して、土系舗装という舗装になると、土は自由に形を変えることができません。しかし、固定化した土系舗装には空隙があり、水や空気は自由に空隙を動けるわけで、その水や空気が熱や寒さ、圧力といったもので影響を受けて空隙を移動し、膨らんだり萎んだりして体積を変えてしまうと固定化されたはずの土系舗装の耐久性に影響を与えてしまいます。

よって、土系舗装は影響を最小化するために透水性舗装という分類になります。

透水性舗装とは、雨水を地中に透水させることを目的とした舗装です。                                                                                路床や路盤に透水性があれば、水勾配はどうだとか、排水はどうするかなんて関係ありません。冒頭の「土系舗装は、土と固化材を混ぜて舗装材として使用して舗装するだけなので簡単しょ?」という解釈でいいわけです。                                                                                                           下の写真のような場合、「路盤は透水性があるだろうか?」「水勾配がとってないように見えるが?」といった心配は必要ないわけです。

下の写真のように「側溝の縁に邪魔されて側溝に水が流れないのでは?」といった心配も関係ないです。

雨水が地中に浸透すれば土舗装の不具合は起きません。                                                                                    よって、土系舗装を計画する時、路盤材は何にするか、フィルター層として砂を入れた方が透水性が高まるのではといった雨水が地中に浸透させる工夫さえあれば、不具合は起きないということになります。

浸透した水が側溝に水が流れないという心配もありません。

しかし、地中に雨水が浸透しない場合、土系舗装を計画する時、水勾配や排水計画が必要になります。                                                           つまり、土系舗装は、景観性や歩きやすさだけでなく、透水性舗装ならではの検討が必要ということになります。                                                                土系舗装を計画されている場合、事前調査が必要ですので、お気軽にご相談ください。

■ジオベストのお問い合わせは、
ジオサプライ合同会社 広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419
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防草テープの適用箇所

2024-09-08 18:17:41 | うんちく・小ネタ

防草テープは、舗装と縁石等構造物の隙間に発生する雑草を防ぐテープ状の雑草防止材です。歩道や中央分離帯の防草箇所としては、以下の場所が考えられるが、防草テープの適用箇所は、以下の通りです。目地部の雑草は、種子の入り込む隙間が原因です。これを防ぐことにより、長期的に雑草の繁茂を阻止します。

  1 歩道の舗装部で、歩車道境界ブロックの継目平面部分の防草

  2 中央分離帯のコンクリート等で覆われた平面部分および打継目部の防草

  3 植栽桝外縁部の防草

★防草テープの使用を避けたい場所

  1 車道側縁石との継目部分

  車道側は水・砂塵などが溜まり易く、また清掃車のブラシがあたる所は、剥れやす

     いといえます。

  2 フラット、セミフラットタイプの歩道部、L 字型の施工となる所

  水などが溜まり易く、土砂が堆積しやすいところ。

  3 車両の出入がある所

     テープ圧着部のねじれ、引裂け、剥れが起きやすい所。

  4 接着部が平面でなく、L字型の施工となる所

  施工不可能ではありませんが、仕上がりが悪くなることがあります。L字型の施工の

     場合は、プライマーを塗ったあと、75mm幅を真ん中で折り曲げながら貼り付けます。

  5 接着部に大きな隙間(1cm以上)や段差(0.5cm以上)がある所。

  (ただし、隙間埋め、すり付けなどを施せば可能となります。)

  6 接着部表面の劣化が著しく、盛り上がっている所や、凹凸が激しく破壊されている所

  7 接着部が常に濡れている所

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