南八ケ岳連峰の最南端の山、編笠山。
朝5時起きで小淵沢まで行き、観音平コースから登る事にしました。
登山口まで行く途中の展望台からは、富士山が真正面に見えました。
雲の上から頭を出した、墨絵の様な富士山がくっきりと見えると・・・
やはりどんな山も寄せ付けない、堂々とした風格、美しいシルエット。
・・・・やっぱり日本一の山だと思いました。
観音平登山口にはもう沢山の車が停まっていましたが、その割に人は少なく、
山の中は、もう晩秋の風情の登山道を歩き始めました。
運良く富士山は見えたものの、天気はあまり良くなく押手川で休息する頃には、ぽつぽつと霙が降って来ました。
この辺りからは、原生林と苔に覆われた、八ケ岳特有の風景が続きます。
ごろごろとした石が大き過ぎて、足が届きません。
山頂近くなると又富士山が見えました。
霙混じりの雨が降っているのに、富士山が見えたのはラッキーでした。
山頂近くなると体力的にはきつくなるのですが、
樹林帯から出て雄大な景色が眼前に広がり、山頂まで頑張る気力を貰えます。
山頂に着く頃には、富士山は段々霧の中に溶け込んで行きました。
山頂は溶岩が堆積した平坦で遮る木々もなく、八ケ岳の中でも一つ独立した山であるだけに、
360度の展望はすばらしいー
数人の登山者が北に続く八ケ岳の全容を見ながら昼食を取っていました。
しばらく山頂からの景色を堪能して、青年小屋方面に下山する事にしました。
つづく