原爆が投下されて62年。ボクは戦争も知らないし、原爆のことも詳しくは知らない。ただ、中学のときに学校で広島、長崎の人々に千羽鶴を毎年折って学校単位で送っていたことは憶えている。そして、夏休みになれば毎年、ギャラリーにて写真展示がしてあり、学校から強制的に見学にいった記憶はある。マンガの「はだしのゲン」も学校からの紹介で読んだ覚えがある。
中学で千羽鶴を折っていたが、うまく折れず、苦手で女子に頼み込んで自分の分も折ってもらっていたのだが・・・。このときの3年間で教えてもらったことは心に残っており、この時期になると思い出す。教育って子供にとってはやはり影響があると思う。このときはあまり真面目に考えていなかったが、自分の心の中のどこかに残っていて、原爆投下の日は毎年思い出す。アメリカの教科書には「原爆投下は戦争を終結させるためには最良の手段だった。」などと書いてあるそうだが、とんでもないことだ。しかし、これも教える立場の人の教え方によってかなりかわるそうだが・・・。
ボクは一応、原爆の被害等、原爆についての教育を受けた。そうはいっても、その後、なにもしていないのでなにも考えていないことと同じだと思う。これは時間をとって一度しっかり考えないといけないと思っている。自分の子供にもそれを伝えたいと思う。そういう気持ちもあるので、例えば原子力発電所などに関しては嫌悪感を憶える。やはり恐さが頭をよぎる。リアルには経験していないが写真や映像を通して知った原子力の恐ろしさなどが、心に引っかかるのである。
まだまだ原爆で苦しんでいる人々が多くいる。しかし、高齢化してきて、原爆投下から62年も経ってだんだん風化されていく可能性もある。こういうことは語り次がれていかないといけないと思う。そのためには日本人として自分ももっと深く事実を知っておかないといけないと思う。
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