Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

弟からの電話

2012年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

弟から突然、電話がかかってきた。

小さいころは家が狭く、身を寄せ合うように生活してきた家族であったが、

大人になってからは用件のみの連絡しかなくなってきていた。

そんな状態でかかってくる電話はあまりいいことの連絡は少ない。

 

父親が入院することとなった。

肺炎を起こしていて、それはたいしたことがないのだが、血液中の

酸素が不足しているらしく、7~10日ほど入院して酸素を取り入れて

身体を整えたほうがいいようだ、ということである。

 

手術もしないので肺炎の治療を兼ねての入院となる。

やっぱり平日に電話がかかってくるとあまりいい知らせは来ない。

父親も今年の10月で79歳。そろそろいろいろと身体に支障をきたす齢に

なってきたということか。

 

若いころには、かなり無茶なこともしていたようだが、仕事一筋の真面目な

職人さんである。そんな父親の背中をみて育った。

反発した時もあったが、今は尊敬できる父親である。

今もまだ少しだが仕事をしていたが、今度の入院で完全に引退に

なるかもしれない。

 

最近はゆっくり話もしていないので、お見舞いにいって話をしてみよう。

家にいるときに行けばいいのに、なかなか顔を出せずに申し訳なかった。

無口な父親であるが、ぽつりぽつりと話をしてくれる。

その話し方が職人の雰囲気を醸し出す。

将来はああいう人になりたいものだ。


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