Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

悪質リフォーム

2007年10月19日 | NPO活動

規則正しい生活をしたせいか?何故か眠れない。気持ちは寝たいのに・・・。なのでちょっと気になったことを書いてみる。

 

真相はわからないが、消費者センターからいろいろといわれて仕事がなくなったこともあるというので多分、悪質リフォームといわれる会社に勤めている人の話。これを聞いたときはもちろん自分が悪質リフォーム対策に対して活動しているなどとはいっていない。

 

この人いわく、独居の高齢者に対して世話してお金もうて何が悪い! 詳しく聞いてみると~まず、独居の人のお金をもっている人に近づく。そして親しくなるために和菓子などをもっていって一緒にお茶を飲んだりする。人によっては一緒にお風呂に行き、背中を流したりしている人もいるよう。そこから仕事が始まるようである。

 

言い分は、身内が悪い! 後からそんなに心配なら初めからその人に関わっておけと。お金を持っている高齢者というのは 身内が近づいてくるのをお金目当てと勘違いして身内に拒否反応を示す人が多いという。しかし、人間とは孤独に耐えられないので訪問してきた一見やさしい人にコロっとだまされるようである。

 

悪質リフォームが絶えないのは そういう人間関係にあるかも知れない。話を聞いた人に言わせると自分は少しも悪くないと思っているようだ。独居の人にいい思いをさせてるから仕事をもらっているからという。しかし、そこには もちろんモラルの問題があり、その利益に一般常識からして逸脱している部分があるので許せないのであるが、人間関係というものを改めて考えさせられた。

 

「コミュニケーション」この言葉が悪質リフォームの一番の防御策かも知れない身内がいる間はその関係者の人が、いない場合は地域の周りの近隣の人たちがコミュニケーションをとることによって悪質リフォームは防げるはずだ。それプラスある程度の知識が必要。そういう意味において、協働事業提案している 「住まい力」向上プロジェクト というのは的を得ている。これが実現できれば 住まいに関しては 安全・安心に暮らせる地域になると思っている。やるしかない。


確認申請と無添加石鹸

2007年10月19日 | うんちく・小ネタ

事務所の仕事というのは住宅系がほとんどである。今年の仕事を見てみても店舗の増築が一つあったぐらいで それ以外は全て住宅である。で、確認申請も年間に何棟か提出するのであるが、6月20日以降の法律改正以来、初めて木造2階建の住宅の確認申請を提出して数日前に確認がおりたのであるが、このときにチェック項目が70項目もあり、タイヘンな目にあった。

 

前にもこのブログで書きましたが、誤字脱字が一切認められないシビアな申請に変わっていて、事前にそのあたりをチェックしてもらい、それを全て訂正して 確認申請の受付となる。誤字脱字がNGなので、チェックされたところは、もう一度出力してその部分を差し替える。70項目もチェックされたが、ほとんど今までに言われなかったことか、どう記入したらよいか、判断がつかないので未記入であった部分(誤字が認められないので書かなかった)ばかり。

 

確認申請が降りたので工務店と打合せをすると、その以前に工務店に渡していた図面と違うところは1ヶ所だけだった。今まで木造2階建の住宅の確認申請は1週間もあれば降りていたのであるが、今回は1ヶ月以上かかった。たった1ヶ所の訂正にこれほど時間をかけないといけない状態である。たまたま退出した民間の確認検査機構が忙しいという不運もあったようだが、他所のところの状況を聞いてみてもかなり時間がかかっている。地方はあまり変わらないようだが、都心部は大混乱のよう。これは社会的にも問題になっており、新聞にもよく問題視されて記事になっている。

 

前年比3割ぐらいの新築工事の落ち込み、それに伴う、カーテンなどのインテリアの不振、売れないための建材の落ち込み、そして仕事の目処が立たないための中小工務店及び設計事務所が資金繰りに困るため緊急融資の実施など世間を騒がせている。

 

先にも書いたが、木造2階建の建物などは内容的には何も変わっていない。余分な文言、資料など今まで書類は提出していなくても当然やってきていたことを全て書類化し、記入させられるといった無駄なことをやらされていることが多い。はっきりいって、時間と資源の無駄である。全く迷惑な話である。建築基準法というのは建物をつくるときにおいて最低限の基準として法律化されている。こちらとしてはそれ以上のことをやっているので とやかく言われたくないというのが本音。どうにかならないのだろうか。

 

20071018182319 資源の無駄から環境に関することを少し~。以前は身体を洗うとき、ボディソープなどを使用していたのだが、最近は水の再利用のことを考えて身体を洗うときは石鹸を使っている。ボディソープなどはいろんなものが入っているのでもっとシンプルなものの方が排水がきれいになり、再利用しやすいから。

石鹸でも様々なものが入っているので今回購入したのが無添加石鹸。やはり添加物の入っているものと比べると香りはあまりしない。見た目も真白ではなく、ロウを固めたような感じ。しかし、何となく昔、中学生(小学生?いつか忘れた)のとき?に理科の時間に石鹸をつくった自然のものからできているという感覚がよみがえる。そのときはもっと白さがなかった。でも、自然にいいというのは人間にもよいようで、赤ちゃんにも大丈夫~のようです。

 

環境に配慮するということは その分手間がかかるようでコストは少々高くなる。しかし、環境によいことは自然によいことであり、生物としての人間にもよいことである。今の社会は経済優先主義で何事もお金が優先されるが、自分達によいと思われることは実行していくべきであると考える。自己満足かも知れないが、その積み重ねが環境にとってよい方向に向かうはずで自己満足多いに賛成である。