「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

子供への性犯罪  前歴者を訪問(1)

2011年01月24日 21時11分34秒 | 罪,裁き,償い
 
 子供を狙った 暴力的性犯罪者の出所後、

 警察署が定期的に 自宅を訪問する 制度が始まったと、

 先日の読売新聞の記事にありました。

(ただし 本人の同意が必要です。)

 アメリカでは 性犯罪者の情報を一般公開したり、

 全地球測位システム (GPS) で監視したりし、

 イギリスや韓国では 出所後の住所届出を義務づけるなど、

 強硬な姿勢を取っているということです。

 なぜ 性犯罪者だけなのか、 という問題があります。

 性犯罪は 再犯率が高いと言われます。

 考えてみるに、

 一般の人間は 窃盗や傷害などを 起こしたいという欲求は、 普通ありません。

 それに対して、 性衝動は誰もが持っています。

 他の犯罪への衝動より、 性衝動は強くて 抑えるのが難しいかもしれません。

 ただし 実際には、 覚醒剤や窃盗のほうが 再犯率は高いということです。

 また 子供への性犯罪は、

 幼い子を支配する 優越感などが忘れられず、 依存性が高くなるそうです。

 薬物やアルコールの 依存症の回復が 非常に難しいと言われるように、

 依存的な性犯罪者は 再犯率が高くなるのではないでしょうか。

 性犯罪の被害者、 特に子供の傷は、 単なる傷害や 窃盗などより深刻ですし、

 殺人などの凶悪犯より 性犯罪者は数が多い。

 いつ誰が被害に 遭わないとも限りません。

 それらの理由が、 性犯罪者を服役後も監視する 必要性になっているのでしょうか。

 しかし 再犯可能性をどう判断するかなど、

 議論は慎重に 行なわれるべきだといいます。

 僕としては、 性犯罪者に対する 矯正プログラムの充実を、 切に望むものです。

 次の記事で、 読売新聞の記事から 要約・抜粋を書かせていただきます。

〔 参考文献: 読売新聞 〕

(次の記事に続く)
 

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