「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

思考から注意をそらす

2016年03月24日 19時46分01秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 あなたのお気に入りの キャラクターを想像し、 15秒間それを考えてください。
 
 次の30秒間、 キャラクターについて 考えないようにしてください。
 
 でも 考えないことは不可能です。
 
 考えないようにすればするほど、 脳は一生懸命 それを考えようとするかのようです。
 
 起きたことを忘れられなかったり、 嫌な感情を除去できないのも このためです。
 
 従って、 忘れようとする代わりに、
 
 その他の記憶や創造的なイメージで、 思考から注意をそらすようにしましょう。
 
□ 楽しかった過去のでき事を 思い出す。
 
  できる限り多くの詳細を 思い出すようにしてください。
 
□ 興奮する性的思考を想像してみる。
 
  知っている人や 知りたいと思う人の、 性的な空想をしてみましょう。
 
  できる限り詳細を考えてください。
 
□ 外の自然世界に目を向ける。
 
  風景や動物を できるだけ詳しく観察しましょう。
 
  それらの音に耳を傾けましょう。
 
  または、 過去に見たことのある光景を 想像してみましょう。
 
□ あなた自身が、 自分の過去や将来のでき事を 正す、
 
  ヒーロー・ ヒロインだと想像する。
 
  どのように行ないますか? 
 
  人々に何と言うでしょう? 
 
□ あなたにとって重要な人に 褒められるのを想像する。
 
  あなたは何をしたのでしょうか? 
 
  なぜその人の意見は 重要なのですか? 
 
□ お気に入りの言葉やことわざを コピーしたものを持ち歩く。
 
  苦悩を感じるときは、 それを取り出して黙読しましょう。
 
  あなたを落ち着かせてくれるのを 想像してください。
 
□ その他のアイデア ____________________________
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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