「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

沖縄リハビリテーション学会

2013年12月02日 22時10分08秒 | 「BPD家族会」
 
 11月30日、 沖縄の精神障害者リハビリテーション学会での

 リカバリートークが無事に終わりました。

 定員50人の分科会でしたが、 立ち見の人が出るほどでした。

 看護師, 保健師, ドクターなど、 若い専門職の方の 出席が多かったようです。

 発表者は、  「BPD家族会」 から僕の他に、

 統合失調症の家族会 (「もくせい会」) ,

 引きこもり支援の会 (「わたげの会」) の人たちです。

 それぞれの会の紹介に続いて、 各自が約15分の発表をし、

 そのあと 参加者の人たちが 4つのグループに分かれて、

 感想や自分の話を語る グループワークが行なわれました。

 統合失調症を初めとする精神障害の会や 引きこもりの会は、

 歴史も長く、 活動も広範にわたっていますが、

  「BPD家族会」 は 発足してまだ5年。

 ボーダーの家族会の存在を 知らない方もいました。

 そんななかで ボーダーのパートナーとして 語る場を得られ、

 参加者の方に伝えることができたのは、 本当に貴重で 有意義な機会でした。

 会が終わってから 声をかけてくださる人たちもいて、 大変ありがたいことでした。

 こうして ボーダーや家族会のことが 少しずつ広まっていけばと 願っています。

  「BPD家族会」 草創の時期に 僅かでも役に立てるとしたら 嬉しい限りで、

 襟を正す思いがします。
 

 聴衆の前で話すのは 久方ぶりのことでした。

 15分という短い時間内に まとめなければいけないため、

 事前に時間を計りながら、 原稿を削ることに苦心しました。

 また σ (^^;) は 滑舌(かつぜつ)が悪いので、 何回も練習しました。

 準備を整えて 本番に臨んだのですが、

 心子の最期を語ったくだりで、 予想外にも 声が詰まってしまいました。 (;_;)

 練習のときは 全然そんなことはなかったのに、 全く計算外です。

 でも、 とても充実した体験を 沖縄ですることができました。