「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「ゾーン」 にいる人のために (1)

2012年01月25日 20時09分52秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 感情のジェットコースターに 乗っているような気分ですか? 

 もしそうなら、

 あなたは  「ボーダーラインゾーン」 にいるのかもしれません。

 次の項目を 声に出して読み、 それをどのように感じるかによって、

 自分のゾーンを確認してください。
 

・ 私には 良いところが一杯ある。

・ 私は個性的で、 私のような人間は世界中にいない。

・ 私は多くの人に 良い影響を与えている。

・ 多くの人が 私を愛してくれている。

・ 私は完璧ではない。

  でも完璧な人など どこにもいない。

・ 無条件に愛されたいと 望んでもいいと思う。

・ 困難な状況の中でも、 最善を尽くしてきた。

  失敗したかもしれないが、 努力に免じて 自分を許してあげたい。

・ 私にも 健康で幸せになる 権利がある。

・ 全ての人が 私を愛してくれるとは限らない。

  でも 私を無礼に扱う権利は 誰にもない。

・ 私には 程々の良心と頭しかない。

  でも人は 私を好きでいてくれる。
 

 これらの言葉に どう反応したでしょうか? 

1. その通りだと 信じることができますか? 

  信じられないという人は、 もう一度読み直してください。

2. 読むと泣けてしまうという人は、

  自分がどれほどの 感情的重荷を背負ってきたのか、

  気付いていないかもしれません。

3. 何も感じられなかったという人は、

  感覚を麻痺させて 自分を守ろうとしているかもしれません。

4. その通りだと思いながら、 さほど心に 響くものがないとしたら、

  パートナーとの関係から 感情的に距離を置いているのでしょう。

  いくらか健全な自己評価を持つ ノン・ ボーダーラインの人が、

  早い時期に 関係から退く場合などに、 しばしば見られることです。

(次の記事に続く)

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) 〕 より