「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ10 (5)

2009年09月17日 23時47分04秒 | 「BPDのABC」より
 
(前の記事からの続き)

○よい例を示しましょう。

 子供はあなたの行動を 真似ることで学びます。

 あなたがスポンジのように、 BPDの人の 虐待を許してしまうと、

 子供はそうすることが 義務だと思ってしまいます。

 反対に あなたが鏡のように、

 BPDの人の行動を 写し返して非個人化すれば、 子供もそれを学ぶでしょう。

 親のBPD的行動は、子供のせいではないのだということを 教えましょう。

○BPDの人の 子供への行動に対して、 境界を設定しましょう。

 BPDの親の行動が、 子供たちを震え上がらせている 現実を認識させます。

 そして、 BPDの人には 大人の責任があって、

 子供へ影響を与えることに 気付くよう、 子供じみた言動から 引き戻します。

○子供たちが 自分の感情を 話すよう促し、

 できるだけ感情を 有効化してあげましょう。

 批判的にならず、 子供の話を聞きましょう。

 子供が 自分自身の知覚を 信じられるように助けましょう。

○子供には 一貫性を持ちましょう。

 約束は守りましょう。

 あなたを頼りにできるのだと 知らせましょう。

○自分自身の ニーズや願望があるからといって、 自分を責めるのはやめましょう。

○必要なら、 子供たちにセラピストを付けましょう。

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(以上)