「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ8 (6)

2009年09月06日 19時14分58秒 | 「BPDのABC」より
 
(前の記事からの続き)

○BPDの人に対処するため、

 「PUVAS」 コミュニケーションツールを 使いましょう。

 BPDの人の 投影や非難, 理不尽な要求に 対処するための方法です。

 「PUVAS」 は 次の単語の頭文字です。

Pay attention : 注意を払う

Understand fully : 充分に理解する

Validate the BP’s emotion :

 BPDの人の感情を 有効化する

Assert yourself with

 “My Reality Statement” :

 「私の側の 現実の言明」 で 自己主張をする

Shift responsibility 

 for the BP’s feelings 

 and actions back to the BP :

 BPDの人の 感情と行動に対する責任を BPDの人に戻す


 順に説明します。

・「P」 : 注意を払う

 あなたが 聞く番になったら、 本気で聞きましょう。

 糾弾されても 防衛的になってはいけません。

 相手の言葉を 無視するのもやめましょう。

 BPDの人の言葉, 表情, 声の調子などに 注意を払いましょう。

 BPDの人の感情を 有効化する役に立ち、

 表に出ていない感情を 探ることができるでしょう。

・「U」 : 充分に理解する

 言われたことは何でも 充分理解しましょう。

 分からないときは 説明してくれるよう 頼めばいいのです。

 何がBPDの人に 問題を起こしているのか、 見つけるためです。

 真摯に理解したいのだという 気持ちを伝えましょう。

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(次の記事に続く)