「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

月命日のバス

2009年06月17日 23時35分24秒 | 心子、もろもろ
 
 今日の心子の月命日、 いつものように お墓参りに行きました。

 霊園へは 駅から循環バスで行くのですが、

 新聞を読んでいたら 停留所を乗り越してしまいました。 (・_・;)

 気付くのが遅くて、 結局1周して 駅まで戻ってきてしまいました。 (- -;)

 墓参りの時たまに、 電車を乗り越したり、

 戻ろうとしたら 違う電車に乗ってしまったり、

 1時間くらい無駄に 時間がかかってしまうことがあります。

 心子が 何か些細なことで へそを曲げ、

 意地悪をしているんではないか という気がします。  (^^;)

 駅で再び 次のバスに乗って 席に着いたら、

 中学生らしき男子が乗ろうとして 運転手と話しています。

 運転手はマイクを付けたまま しゃべっているので、

 バスの中に 大きな声で丸聞こえです。

 中学生は S停留所まで行きたいそうなのですが、 このバスは違う系統です。

 でも 途中のY停留所で S行きのバスに 乗り換えることができるので、

 中学生は それでもいいのではないかと 言っています。

 運転手は、 それだと遠回りになるし 時間が余計かかってしまう,

 S行きの直通バスが 15分後に来るから それに乗ってくださいと、

 何度も説明しています。

 料金も 2倍かかることになるし。

 ところが 何故か中学生は Yで乗り換えることに拘り、

 運転手も次第に 無理を言えなくなって、

 お客さんがそれでもいいなら いいですよと。

 すると、 たまりかねた乗客が 声を上げ、

「 S行きのバスが もう次に来てるよ!

 それに乗れなくなっちゃうよ! 」

 他の乗客も 後押しします。

 運転手は、 そう言ってるんですけどね、 などと

 また少しやり取りをして、 ようやく中学生は 引き下がりました。

 車内に笑いが漏れ、 乗客一同が 微笑ましい一体感に 包まれた瞬間でした。

 心子がいたずらをしたあと、 ちょっと座興を 見せてくれたのかな。  (^^;)