「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

再出版の原稿 仕上がり

2008年07月10日 22時44分03秒 | 新風舎から星和書店へ、新たな歩み
 
 「境界に生きた心子」 を 星和書店から再出版するための、

 改定稿・第一稿が やっとできました。

 なかなか時間が取れなかったのと、細かい所に拘るために、

 すっかり遅くなってしまいました。

 編集部の意見を聞いて、また修正することに なるかもしれません。

 改定稿は基本的に 新風舎のときと同じです。

 心子との事実は 変えられませんからね。

 ただ今回は、巻末に書いた ボーダーについての 解説の部分は、

 割愛することになりました。

 星和書店は 心理学や精神医療の分野を 専門に出している会社なので、

 精神医学的な情報に関しては 厳格です。

 素人の立場である僕が 解説を書くのは、適当ではないというスタンスです。

 「境界に生きた心子」 はあくまでも 体験者による物語であり、

 物語に解説はいらないだろう ということでした。

 星和書店は、専門家による 境界性パーソナリティ障害の本を

 数多く発行しているため、ボーダーの知識については 他の本に譲る考えでしょう。

 ただし、解説部分を 丸々削除してしまうと、説明不足になったり、

 筋が通らなくなったりすることが 出てくるので、それを補うことはしました。

 解説を部分的に 本文内に持ってくるなどしました。

 また、新風舎版では 「境界例」 「境界性人格障害」 という表記をしていましたが、

 これは今は 使われなくなってきているので、

 「ボーダー」 「境界性パーソナリティ障害」 に書き直しました。

 あとは、ごく細かい直しです。

 ゲラができるまで しばらくかかるでしょうが、

 その後は校正など また煩多な作業になります。

 それにしても 新風舎での執筆作業のときから、

 恐らくもう百数十回 「境界に生きた心子」 を 読み返しているだろうと思います。

 本当にわずかな語句や 表現に拘ったり、ない頭を絞ったりするので。

 それでも、新たな不備が 色々見つかるから難儀なものです。

 星和書店から生まれる 新たな 「境界に生きた心子」 はどのようになるか、

 楽しみにしながら 作業に励んでいきたいと思います。