「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子にポインセチアを

2007年12月16日 21時26分23秒 | 心子、もろもろ
 
 今日は 心子の月命日の前日、毎月お約束の 墓参りに行ってきました。

 毎年この季節は シクラメンかポインセチアを 買っていきますが、

 今日は きれいに飾られた ポインセチアを買いました。

 ポインセチアには 思い出すことがあります。

 心子と 恋人として付き合うようになる前、クリスマスの時期に 会ったときのこと。

 道端にポインセチアが 並んでいましたが、心子も僕も 花の名前をど忘れしてしまい、

「これ、何ていうんだっけ?」

 と心子に聞かれても、出てきませんでした。

 それから 1時間ほど歩いたとき、突然 僕は名前を思い出したのです。

「ポインセチア!」

「今までずっと考えてたの?」

  (^_^;)

 
 ところで、毎回 花を買う 駅前の花屋さんに、今日は いつもと違う女性がいました。

「これお願いします」

「プレゼントですか?」

「え~と、お墓に」

「へえ、珍しいですね」

「今日はいつもの人は お休みですか?」

 すると、その花屋さんは 急に経営が変わって、別の店になったというのです。

(看板はまだ出ていない。)

 前の店は 大きな会社の花部門で、それを撤退したのだと。

 いつもの女性 (若い女性) は その会社の社員で、

 本社に戻ることに なったようです。

 スーツと靴を買わなければ と言っていたとか。

 前の花屋さんは、小さい子供からワンちゃんまで、

 お得意さんが 沢山いたということです。

 今もたまに 店の状況を尋ねて 連絡があるそうです。

 僕のことも伝えておくからと、名前を聞かれました。

 僕は毎月1回 お墓参りに来るんだと、心子のことも話し、

 名刺代わりに 「境界に生きた心子」 の チラシを渡しました。

 その人は関心を持ってくれ、アマゾンで購入してくれる と言っていました。 (^^)

 前の花屋さんと 会えなくなってしまったのは残念ですが、

 また 新しい読者が増えるとしたら ありがたいことです。

 今度の花屋さんとも 仲良くなりたいですね。 (^^)