「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

光市母子殺害事件 差し戻し審(4)

2007年05月25日 00時28分42秒 | 光市母子殺害事件
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/47784815.html からの続き)

 広島高裁で、差し戻し審が開始されました。

 事件の日、元少年は水道工事を装って 本村さん宅に侵入し、

 弥生さん母子を 殺害したわけですが、

 今回 弁護団は次のような 驚くべきというか、

 呆れて物が言えない 持論を展開しています。

 傍聴していた本村さんも、怒りを通り越して 失笑したと言っています。

「被告人は 仮想現実の中に入り込み、

 水道工事屋さんになって ままごと遊びをしていただけだ。

 ままごと遊びとは、母を投影して甘えることだった。

 被告人は母に甘えるように、弥生さんの後ろから そっと抱きついたところ、

 弥生さんが驚いて抵抗し 声を上げたので、

 右手で口を押さえ、過って 首が絞まっていった。

 夕夏ちゃんについては、泣き止まそうと、

 償いの意味で 首にリボンでチョウチョ結びにしたら、死んでしまった。

 被告人に殺意はなく、傷害致死に留まる。」

「 (死後に姦淫したのは)

 死者に生をつぎ込んで 復活させる、魔術とも言うべき儀式。

 被告人は 精子が死者を復活させる と信じていた。」

 1年前、弁護団は同様の主張して、最高裁に退けられました。

 そして最高裁は、特別な事情がない限り 死刑にするほかないとして、

 高裁に差し戻したわけです。

 差し戻し審は 最高裁の裁定に拘束されます。

 これについて本村さんは、会見で こう述べていました。

「弁護団は 『差し戻し審』 の意味が 分かっていない。

 弁護側の主張している “事実” は 最高裁で否定されている。

 それを差し戻し審で、もう一度 議論する意味が分からない。

 弁護側の主張に 新事実はない。」

 今回の巨大弁護団は 死刑廃止論者の集まりで、

(僕も死刑制度に 賛成するものではありませんが)

 上記のような 詭弁を弄するようでは、死刑廃止論の 説得力をおとしめ、

 信用を失わせることに なってしまうと思います。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/47825735.html